1月10日 昨年の日朝首脳会談以降、救う会に対する行方不明者捜索問い合わせの急増を受け、救う会全国協議会ではこの問題を専門に扱う組織を設立した。
組織名は「特定失踪者問題調査会」で、代表者は荒木和博前全国協議会事務局長が就任した。

 同会は設立発表記者会見席上、これまで救う会に寄せられた、北朝鮮に拉致された可能性を否定できない行方不明者のうち、家族の同意を得られた40名分の氏名や失踪当時の状況などを記したリストを発表した。

 ただしこれらリスト記載の方々は、あくまでも北朝鮮による拉致の可能性を否定できないが、拉致被害者との断定には至っていない人々であり、場合によっては今後、消息確認の結果リストから外されるか、あるいは拉致被害者である決定的証拠が出れば被害者として認定されるかなどするため、現時点においては明確に拉致被害者ではないことをお断りしておく。

 幸いにして今回公表分の中には滋賀県出身者の名前は無いが、だからといって拉致問題を放置してよいという理由にはなり得ないのは間違いなく、滋賀県においても今後、何らかの行動を起こさねばならないだろう。

なお本日発表されたリストはこちら
1月22日 救う会滋賀ではブルーリボン運動について、これまで便乗商法や目的外利用の多発を受けて、まぎらわしさを避けるために積極的参加や推進を行って来なかったが、本日より方針を転換、積極的な呼び掛けを行うことを決定した。
 平成12年2月の会の結成以来、主に事務局員の事情を原因として半ば休眠状態に置かれた救う会滋賀だが、活動費が底を突く状況ながら、今活動せねばいつ活動するか、の意見が大勢を占めるに至り、今こそ拉致事件の解決に向けた大きな潮流を滋賀でも起すべきとの決意に立って活動再開を決定したことによる。

なお、ブルーリボン運動に関してはこちら
1月23日 拉致問題解決に向けた世論の盛り上がりを受け、滋賀県内においても全県規模の運動を展開すべく、救う会滋賀、滋賀県庁、滋賀県議会の三者は、滋賀県庁において関係者による初会合を開催した。
出席したのは救う会滋賀から奥村事務局長他1名、滋賀県議会 上田 彰議員(自民党)、滋賀県庁担当職員の4名で、積極的街頭活動開催、ブルーリボン運動推進などで合意した。
 今後の具体的活動内容や日程などは、現在関係各方面と協議中。
計画がまとまり次第、当サイトでも情報を公表予定。
1月25日 救う会全国協議会幹事会が開催され、以下の内容が協議の結果決定した。

1、人事
 荒木和博事務局長の特定失踪者問題調査会代表就任にともない、全国協議会事務局長を退任、幹事会推薦幹事へ。
当分の間は西岡力副会長が事務局長を兼任し、事務局担当幹事(専従)として平田隆太郎を選任。

2、運動方針
 帰国した5人の支援に関しては、救う会としてできる事はし尽くした。
今後は、未だ救出できていない被害者の救出活動に集中する事を再確認した。

3、組織
 現在「全国協議会」に加盟している救う会各団体は31組織。
拉致問題は、救う会だけではなく国民的問題として定着している現状を踏まえ、今後は、原則としてこれ以上の加盟は認めない方針で一致した。
なお、現在地方組織の存在しない県でボランティア組織が結成された場合には、全国協議会への加盟なしに、講師派遣、署名簿提供などの形で協力する。
現在全国協議会と関係のない団体が「救う会」の名称を使っていることが散見されるが、新規加盟は原則として認めない方針のため、誤解なきようお願い申し上げる。

4、今年の運動計画
・家族会と合同で第2次訪米団、訪欧団派遣
・5千人規模の第5回国民大集会開催
・新署名用紙作成  現在死亡とされた8人に関する真相を解明し、帰国した5人の家族、
 未認定被害者を含む全員を救出するため、制裁措置発動を求める内容
・家族会と連名で
 「寺越昭二、外雄、武志さん拉致の政府認定を求める声明」
 「山崎自民党幹事長、岡田民主党幹事長の暴言に抗議すると共に、元北朝鮮工作員安明進氏の国会参考人招致を求める緊急声明」
 を出すなことどを決定。

5、特定失踪者調査会との協力関係
 拉致の疑いを否定できない失踪者の調査を行う目的で結成された特性失踪者問題調査会は、全国協議会や各地方組織に寄せられた各種情報の集約と調査、拉致被害者であると確認された失踪者情報の救う会への提供等、相互に連携をとって活動して行く事を確認した。
このため、直接の失踪者調査は全て調査会によって行われることとなり、各救う会団体でこの問題に対して取り組むことは中止された。

特定失踪者問題調査会事務所

 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル401
 Tel 03-5684-5058 Fax 03-5684-5059
 (JR・地下鉄飯田橋駅徒歩2分)

1月26日 北朝鮮拉致家族連絡会が開催された。
席上、第2次訪米団、訪欧団派遣が決定されたが、時期などの詳細は、今後救う会、議連等と協議し、政府の協力を求めながら決定する。
家族会会員の訪朝問題については、以下のとおり声明を発表した。

家族会会員の訪朝に関する家族会の立場

 家族会は、家族会会員の訪朝に関して本日の家族会会議で真摯に討議し、全員一致で次の立場を確認した。
 家族会訪朝問題は、現在死亡とされた8人に関する真相を解明し、5人の家族とそれ以外の未認定被害者を含む全員を救出することを最優先にすべきという立場を再確認し、北朝鮮が150の質問への回答を即時に出すことを強く求め、現時点では訪朝しないことを確認した。

平成15年1月26日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋

 また、家族会は救う会と連名で、以下の2つの声明を発表した。



山崎自民党幹事長、岡田民主党幹事長の暴言に抗議すると共に、元北朝鮮工作員安明進氏の国会参考人招致を求める緊急声明

 報道によると、山崎自民党幹事長は拉致問題未解決でも核開発断念なら北朝鮮に経済支援できると、また岡田民主党幹事長は5人の被害者を日本に残す政府決定は失敗と、発言した。これは国民の人権と国家の主権の侵害という拉致問題の本質を理解しない暴言の極みであり私たちは絶対に許せない。
 そもそも自民党、民主党が第1党、第2党である国会は拉致問題について真剣に取り組んできたか疑わしい。1997年以降、元北朝鮮工作員安明進氏は、北朝鮮が「死亡」と通告してきた横田めぐみさん、市川修一さん、田口八重子さんに関して「生きている」と具体的に証言していた。私たちはこの間ずっと安明進氏を国会に参考人招致すべきと要求してきたが、未だに実現していない。
 それに加えて、1月21日「救う会鹿児島」主催の集会で増元るみ子さんを1988年から1991年にかけて何回も目撃したという証言を行い、昨日夜には1963年石川県近海で拉致された寺越昭二さんの家族と会い、拉致の状況について具体的に証言した。これら以外でも、安明進氏は、「金正日が1970年代半ばに拉致指令を出した」、「金正日政治軍事大学に30人の拉致被害日本人がいた」など拉致に関する重要な証言を行っている。
 私たちは

1、 山崎自民党幹事長、岡田民主党幹事長は発言を取り消し謝罪すること
2、 安明進氏を一刻も早く国会に参考人として招致すること

を強く求める。

平成15年1月26日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 佐藤勝巳



寺越昭二、外雄、武志さん拉致の政府認定を求める声明

 寺越昭二、外雄、武志さんは1963年石川県沖で漁に出たまま失踪し、1987年外雄さんが家族に出した手紙で北朝鮮に連れ去られていたことが判明した。北朝鮮は、「遭難した3人を救助して北朝鮮に連れてきたところ、本人たちが定住を望んだ」と説明しているが、24年間も家族に手紙一つ書くことができなかったことだけからしてもこれは到底納得できない。
 「家族会」「救う会」は3人を拉致被害者リストに載せ救出運動を展開してきた。3人のご家族は北朝鮮に住む武志さんの微妙な立場を考え「家族会」に入らなかったが、「家族会」、「救う会」と協力しつつ様々な活動をしてきた。昨年、金正日が拉致を認め謝罪したことを受け、昭二さんのご家族が「家族会」に入り本日初めて「家族会」の会議に参加された。
 1月23日、元工作員安明進氏が「救う会」に次のように具体的に証言した。「1990年4月、金正日政治軍事大学の装備倉庫付近で武志さんによく似た男性を目撃し、そのとき一緒にいた教官が、『自分があいつを拉致してきた。1960年代に日本に侵入しようと工作船でノト(能登半島)に行ったとき、大人2人と子供1人が乗った船に見られてしまったので、船をぶつけて、まず子供をかばうように抱えた1人を射殺し、その子と、残ったもう一人の男性を北朝鮮に連れて帰った』と語った」。昭二さんは「1968年北朝鮮で病死した」とされているが、家族に渡された遺骨箱には赤土が入っていただけで、北朝鮮で撮った写真は1枚もないから、この証言通り射殺された可能性が高い。
 安明進氏はすでに1998年に実行犯の名前や住所などを含む具体的情報を日本の警察に提供したという。しかし、日本政府は現在に至るまで拉致として認定していない。昨年12月、武志さんのお母様が政府に改めて認定を求めたが拒否されている。
 「家族会」と「救う会」は日本政府に対して、

1、 寺越昭二、外雄、武志の3人を拉致被害者として認定すること
2、 武志さんと家族を北朝鮮当局の監視なしで日本に帰国させること
3、 昭二さんの死因をはじめとして事件全体の徹底的な真相解明を行うこと

を強く求める。

平成15年1月26日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳

2月5日 2月2日に日本を出発、同日にワシントンに到着した救う会幹事、島田洋一(福井県立大学助教授)福井義高(青山学院大学助教授)は、2月3日以降精力的に活動を展開、拉致解決への協力を米国政府、議会、国民に訴えている。
また、4日にMichael Green NSC日本朝鮮部長を訪問、同氏はアメリカは拉致を含む人道問題は、核開発、ミサイル開発、非武装地帯問題と並び包括交渉の4つの重要な要素のひとつであり、拉致だけを棚上げすることはないと断言した。

2月5日 救う会全国協議会の佐藤会長は、15日に大阪で開催される「拉致被害者家族を支援する在日コリアン関西集会」に対して、次のようにコメントした。

「拉致被害者家族を支援する在日コリアン関西集会」の成功を期待する

救う会全国協議会会長 佐藤勝巳



 2月15日関西で在日コリアンたちが、横田・有本夫妻を招いて集会を開催する。
 事前に公表されている登壇者の中に朝鮮総連の分会長がいる。集会の案内では拉致を国家犯罪と断定しているが、この分会長は、過去、総連傘下の留学同盟の活動家であったという。総連の現職分会長が、拉致を「北朝鮮の国家犯罪」と認め集会で発言することは、総連内に大きな波紋を呼ぶことは間違いない。
 総連は、今、金正日が拉致を認めたことによって、各級機関で大きく動揺している。今回の分会長の集会出席も、勇気ある行動の一つで、長く在日朝鮮人社会を見てきたものにとっては、感無量と言わざるを得ない。
 この集会のもう一つの意義は、在日韓国・朝鮮人が拉致問題で、被害者家族と同じ席で金正日政権を糾弾することである。これは画期的なことであり、集会を是非成功させて欲しいものである。



 この集会は救う会主催のものではないが、これまで拉致を否定するコメントを出し続けてきていた朝鮮総連が一転して拉致の存在を認めて解決に向けた動きを始めた事で、解決に向けて動きが加速される事を期待したい。

2月7日 救う会全国協議会の佐藤会長が本日、民主党の岡田幹事長と面談した。
この面談は、去る1月28日、「家族会」の増元照明事務局次長と平田隆太郎「救う会」幹事が、全国幹事会・家族会の集会で決議した岡田幹事長への抗議文を届けたことを受け、上田議員が仲介して約35分面談したもの。抗議は、岡田幹事長が、NHKテレビで、「5人を北朝鮮に返さない決定を政府がわざわざ支援する必要はない」と語ったことによる。

 岡田幹事長は冒頭、「色々とご迷惑をおかけしました」と述べた上で、次のように語った。



 この話のそもそもの始まりは、昨年8月の東大・駒場祭で、「金正日政権を追い込むべきだ」という平沢勝栄氏と議論になったことに始まる。「政府の立場は交渉が基本」の筈で私もそう言った。(5人の帰国後)「五人を返せ」とは言っていない。行きたくないならその意思を尊重すればいい。「政府がわざわざ支持しなくても」、と言った。それを定例記者会見でも言った。当時は幹事長代理で、11月に幹事長になった時、この発言が改めて取上げられた。公明党の冬柴幹事長が、(日朝交渉は)「大成功」と言ったので、まだ5人の家族が帰っていないし、8人の死亡確認も科学的な結論がでていない、その他にも拉致被害者がいるかもしれないし、日本人妻の問題もあるのに、何が大成功かと批判した。だから何とかすべきというのが基本的な思いだ。
幹事長として出ていると、党として結論を出しているわけではないのに、……(党の見解と思われてしまう)。個人的な見解と混同されてしまうのはしかたがないことだが、申し訳ないことだった。



 また岡田幹事長はこの後、党を上げて拉致問題解決に尽力して行く事を約束、今後とも党内の会合などでも佐藤会長の話を聞かせて欲しいと依頼した。

2月7日 昨年金正日が拉致を認めたことを受けて、家族会が再審議を要請した国連人権委員会強制的失踪作業部会がニューヨークで、4月21日から24日まで開催されることが明らかになった。事前に手続きを行えば家族会や救う会が出席しプレゼンテーションすることもできるため、現在訪米中の島田、福井・救う会幹事の帰国を待って代表派遣について検討する。
2月10日 特定失踪者問題調査会は本日、失踪原因として拉致の疑いを否定できないとする特定失踪者のリストを追加発表した。
これに先立ち同会の荒木代表は以下のコメントを発表した。



 前回同様ここに発表したのはあくまで「拉致の可能性を完全に排除することが出来ない失踪事件」のリストであり、「拉致の可能性の高い失踪事件」のリストではありません。これをもって拉致と断定することのないよう十分注意願います。

 取材に当たってはメディアスクラムを避けるため、ご家族・関係者に対する充分な配慮をお願いします。

 まだ特定はできませんが、拉致には「土台人」と言われる在日コリアンが協力をしているケースが少なくないと推定されます。また、日本人の中にも協力者がいる可能性があり、少なくとも代表団などで平壌を訪れた際拉致被害者を目撃している人は存在すると推定されます。それらの人々には一刻も早く自らの知っていることを明らかにするよう求めます。

 在日コリアンの中にも多くの拉致あるいはそれに類する被害者が存在します。在日の失踪者の場合北朝鮮にいる可能性は日本人より高く、また、日本人拉致被害者に比べて隔離された施設にいる可能性は低いと言えます。従って日朝間を往来している総連系在日等を通じて情報が出てくる可能性は日本人以上に高く、在日の中でこれらの人々を救出するための動きが出てくることを期待します。

 当会発足以来1カ月、この間拉致であるとないとにかかわらず「失踪」という事件がいかに深刻な問題か実感しています。もし今回及び前回発表した方々で北朝鮮による拉致でなく、日本国内におられることが明らかになった場合は直ちにご家族ないし当会、あるいは最寄り警察に御連絡いただきたく思います。消息が分かることによって何よりご家族が安心し、私たちにとっても事件の絞り込みをすることができるようになるからです。また、企業や労働組合などの組織には失踪問題の重大さをご理解たまわり、一般の失踪者を発見するための活動を行っていただきたく思います。具体的にはご家族にも体的には家族から依頼のあった行方不明者について情報を自社製品、営業所、各種組織等を通して流すなどの活動です。すでに実行されている企業もあると聞きますが、さらに多くの方々が取り組んで下さいますようお願い申し上げます。警察の現状ではすべての失踪者問題(特定失踪者に限らず、一般失踪者も含めて)を取り扱うことは不可能であり、積極的に民間と連携して失踪者問題が1件でも多く解決するよう努力していただきたいと思います。

なお本日発表されたリストはこちら

2月14日 特定失踪者問題調査会が10日に発表した二次公表リストのうち、坂野勝秀さんと平山重雄さんについて、日本国内で健在である事が確認された。
このため本会でも、別表リストよりお二方のお名前を削除したのでご報告する。
なお、お二方の現状についてはプライバシー保護を考慮して公表されていないために、本会でも不明である。

 調査会では、今後とも公表リスト掲載者の安否情報をお持ちの方があれば連絡を欲しいとのこと。

特定失踪者問題調査会事務所

 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-8 第6松屋ビル401
 Tel 03-5684-5058 Fax 03-5684-5059
 (JR・地下鉄飯田橋駅徒歩2分)
 荒木代表 e-mail : K-araki@mac.email.ne.jp

 なお、調査会では不定期発行ながら電子メールを用いた情報発信を行っている(本ページ掲載情報の情報元もこのメール)ので、配信希望者は住所、氏名、連絡先、希望配信先メールアドレスを明記の上、上記の荒木代表アドレス宛に申し込まれたい。
2月28日 拉致被害者家族会は、来月3日から5日間程度の予定で訪米を決定した。
訪米するのは横田家族会代表夫妻、蓮池事務局長、増本事務局次長の4名に、救う会関係者数名となる予定。
現在日米両国政府関係筋を通じて日程や訪問先などを調整中。

2月28日 米国安全保障会議(NSA)筋の情報によると、北朝鮮は2月上旬にテポドンミサイルのエンジン噴射実験を実施したことが判明した。
25日の韓国大統領就任式典に合せたかのような対艦ミサイル発射訓練を実施してもいる。
また、寧辺の実験用原子炉の再稼動を行ったことを確認している。
これを受けて日本政府は「核開発凍結をうたった平壌宣言に違反しており、まことに遺憾」との声明を発表している。
着々と核開発とミサイル開発を進める北朝鮮に対しアーミテージ米国務副長官は、「日本への攻撃はアメリカへの攻撃とみなす」とのメッセージを発表している。 北朝鮮は米国との二国間協議に持ち込むことで、拉致事件などの日朝間にある懸案事項の棚上げを狙っていることは明白であり、日本政府が強い態度で望むことが求められている。

3月3日 家族会と救う会の代表による訪米団は、3日午前に到着、午後からアーリントン無名兵士の墓を訪れ、米国とその国民に敬意を表する意味で、家族会と救う会の名前をつけた花輪を捧げた。
その後4時から、ブラウンバック上院議員と約1時間面談した。
席上同議員は、拉致を認めながら被害者とその家族を未だに解放せず、また真実な情報 を提供しない北朝鮮当局を「クレージー」と形容し、横田団長が読み上げた訪米アピー ルに全面的な賛意を表明した。
近く北朝鮮問題が国連安保理事会で取り上げられるが、そこで、核問題だけでなく人権問題としての拉致問題も取り上げられるべきであり、日本政府がその立場を強く打ち出すべきく米政府に働きかけると約束した。
 また、同議員は北朝鮮は「邪悪な体制(evil regime)」であり、多くの国民を殺し、ミサイル開発や強制収容所の維持など、世界最悪の体制の一つである、訪米団滞在中に米メディアがもっとアプローチするように働きかけたいと語り、「北朝鮮はクレージーだ、海兵隊を送るべきだ」とも語った。
3月4日 救う会全国協議会によると、訪米団の今後の日程は以下のとおり。

4日10時〜11時 蓮池さんNBCインタビュー
  12時〜13時 横田夫妻NBCインタビュー
  14時45分〜15時15分 ルーガー上院外交委員長

5日9時30分〜  アーミテージ国務副長官
  11時45分〜 ハスタート下院議長
  12時15分〜13時 下院国際関係委員と非公式意見交換会

なお、ホワイトハウス、国防総省訪問も決まっているが、面会要人は現在調整中。

3月5日 救う会全国協議会によると、4日午前に到着した西村慎吾代議士も加えた訪米団は、加藤良三駐米日本大使も同行し、同日午後からルーガー上院外交委員長、フリスト共和党上院院内総務と面談した。

 ルーガー委員長は大略、次のように語った。

 この問題の切迫感をみなさんと共有しています。昨年9月の小泉総理の訪朝を注意深く見守っていました。総理の関心は25年以上も会えないままである拉致被害者の安否でした。小泉総理の懸念は日本の友人である私たちの懸念です。パウエル国務長官が最近、訪日して帰ってきました。長官は日米同盟に強い確信を持ち、拉致について小泉総理と議論したと聞いています。当然、そのことはブッシュ大統領に報告されているはずですが、今回みなさまとお会いしたことをふまえ、私からも大統領と仲間の上院議員らに伝えます。

 フリスト院内総務は「米国議会上院の多数党を代表する立場でみなさまとお会いしました。拉致という非人道的行為に怒りを覚えます」と語り、拉致事件について次々質問した。事前に訪米団の資料に目を通した上での具体的質問であり、真剣に取り組んでいる様子が伺えたという。
最後に「私たちに何をして欲しいのか」との問いかけに、西岡力救う会副会長は、

 すでに日本政府に求めていることだが、われわれは拉致問題で北朝鮮に対して経済制裁をかけることが必要だと考えている。近く国連安保理事会で北朝鮮問題が審議される際、核問題だけでなく人権問題としての拉致問題をも理由の一つとした経済制裁の発動がなされるべきで、米国もそれに協力して欲しい。

と答て家族会・救う会のアピールの内容を説明し、増元照明家族会事務局次長が「拉致被害者が現在どこにおかれているのかなど情報面で米国の支援をいただければ幸いだ」と付け加えた。

 夜には加藤大使主催の夕食会に招かれ、席上大使は「拉致は国家犯罪で主権侵害である」と明確に語り、家族会代表も「家族らが97年家族会結成直後に最初に陳情に行ったとき、当時アジア局長だった加藤大使が廊下まで迎えに出てくださり、真剣に話を聞いてくださったことが忘れられない」と話した。

3月5日 上田 彰県議会議員(自由民主党・琵琶湖クラブ)は、本日行われた2月定例議会部門質問(2日目)の健康福祉商工観光労働関係部門で、「拉致事件と本県の救う会について」として県側の拉致事件に対する対応を質問した。
健康福祉部長が答弁を行った。
なお、議事録の発表が無いため質問や答弁の内容は今のところ不明で、関係先に問い合わせ中だが、詳細が判明しだい当ページで発表予定。

3月6日 救う会全国協議会によると、訪米団は5日午前、アーミテージ国務副長官、ハスタード下院議長と面談した。アーミテージ国務副長官は拉致を現在進行形のテロと認め、北朝鮮をテロ支援国家リストから解除する条件の一つだと話した。ハスタード議長は事前に資料を読み、拉致について時期、規模、目的などをくわしく訪米団に語り、心からの同情を示した。
 また、12時15分からは議員会館で下院国際関係委員会所属の議員が訪米団と意見交換会を開催した。そこには8人の議員が出席し拉致は憎むべきテロであるという訪米団の主張に全面的な支持が表明された。また、午後にはダッシェル民主党上院院内総務と面談した。6日はホワイトハウスを訪れ、国家安全保障会議モリアーティ上級部長、国防総省ローレンス国防次官補代理と面談し、全ての訪米日程を終えて帰国の予定。

3月7日 訪米団は全日程を消化し、帰国の途についた。
帰国にあたり家族会代表はインタビューに答え、今回の訪米ではアメリカ政府、上下院議会、メディアなどにも拉致事件の実態を伝えることができ、とくに政府関係者からは協力を約束する言葉を得るなど、「一定の成果を上げ、満足している」(家族会代表)とのコメントを発表した。
帰国後は、日本各地で帰朝報告会などが行われる予定。

3月8日 3月8日発行の調査会ニュースより

■失踪者ポスター作成・CS放送でも情報発信

 家族会・救う会の訪米団も予想以上の成果を挙げて帰途に着きました。短期間の準備で皆さん大変だったと思いますが、これが拉致問題解決の大きな前進につながるよう期待しています。ご苦労様でした。

 さて、調査会では現在特定失踪者として発表した84人のうち国内での存在が判明した2人を除く82人など合計90人余の失踪者に関する情報を求めるポスターを作成しています。「など」にあたるのは特定失踪者のリストに入っていない失踪者(直近5年以内のケースや2次発表に間に合わなかった人)です。

 このポスターは特定失踪者の一覧ではなく、(1)北朝鮮に拉致された可能性のある人、(2)自分の意志で失踪した可能性のある人、(3)他の事件に巻き込まれて失踪した可能性のある人、のポスターです。このポスターによって(1)の人に関する情報を集める他、(2)である人についてはそれを確認してリストを絞り込んでいくことを目的としています。

 ポスターは現在民間産業の労働組合としては最大のUIゼンセン同盟の協力で同組合傘下組織約3000に下ろして掲示に協力していただけることになっています。それ以外にも配付の方法を検討しており、新たな情報を求めていく予定です。

 また、このポスターとほぼ同じ情報を4月からスカイパーフェクTV!241ch(無料放送)ViTVで4月よりこの情報をご覧になれます。これは(株)シーエス東京のご協力によるもので主に一般放送終了後の深夜、毎日放送される予定です。スカイパーフェクTVが見られる環境でないと視聴できませんが、その環境があれば日本国内のどこでも見ることができます。放送時間等詳しいことはあらためてお知らせします。

3月8日 訪米団はすべての日程を無事こなし、3月8日午後成田空港に帰国した。空港で訪米団は帰国声明を発表した。



帰国声明


 私たちは「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロであり、問題の早期解決に向け、本当に困った人民には届かない食糧支援を中止し、経済制裁を実施して欲しい」と訴えるために、3月3日よりアメリカ合衆国を訪れました。わずか数日前に決定した訪米ではありましたが、拉致問題の深刻さに同情されたべーカー在日米国大使のお力添えもあり、議会においてはハスタート下院議長、フリスト共和党上院院内総務、ダシュル民主党上院院内総務、ルーガー上院外交委員長をはじめとする通常は面会できない最高リーダーにお会いすることができました。政府においてはアーミテージ国務副長官、モリアティ国家安全保障会議上級部長、ローレンス国防次官補代理という関連部署の要人ともお会いできました。これらの最高リーダーが事前に資料を読みじっくり時間をかけて家族の訴えに耳を傾け心からの同情を示してくださったことに私たちは感激しました。ブラウンバック上院議員が私たちの主張を米メディアが伝えてくれるようにと自分の事務所で記者会見を開いたこと、下院外交委員会リーチアジア太平洋問題小委員会委員長ら有志議員が懇談会を開催し約10人の議員と多数の議員スタッフが参加したことも忘れられません。
 今回お会いできたすべての議会、政府要人は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という私たちの訴えに心からの同意を示し、問題解決のために自分に何をして欲しいのかと真剣に尋ねました。特にアーミテージ国務副長官は米政府が北朝鮮をテロ支援国リストから解除するための条件に日本人拉致が含まれると明言しました。このことの意味はたいへん大きいものがあります。米国政府はテロ支援国と認定した国に対しては、人道支援をのぞき政府レベルの援助をしないばかりか、国際金融機関による融資にも反対するという国内法があるのです。言い換えるなら、すでに米政府は北朝鮮に対して一定の経済制裁を実施しているが、日本人拉致問題が解決しない限りその制裁は解除されないということを、米政府高官が私たちに直接伝えてくださったのです。実は、私たちが2年前に訪米したときは日本人拉致解決がテロ支援国リスト解除の条件だとは明言しなかったという経緯があります。
 テロとの戦いを進める米国は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」と認識し、すでに経済制裁を実施しています。私たちは帰国後、日本政府に、

1、「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という認識を持つのか否か

2、米政府がすでに実施しているテロを理由にした対北朝鮮経済制裁を実施する準備があるのか否か

を問いただしたいと考えます。
 今回の訪米には拉致議連から超党派の4人の議員が、日本政府からも拉致被害者支援室長がご同行くださりました。また、加藤良三駐米大使をはじめとする在アメリカ日本大使館が全面的なバックアップをしてくださいました。マスコミ各社も同行取材をするなど大きく取り上げてくださいました。そしてなにより国民のみなさまから暖かい物心両面におけるご支援をいただきました。ここに深く感謝申し上げます。

   2003年3月8日

家族会・救う会訪米団 団長横田滋





 この声明からも解るように、訪米団は米国において多大な成果を修めた。
これはひとえに、テロというもっとも悪辣な犯罪行為を許さないことを国是とした米国の強い意思の現れである。
翻って我が国には、このような覚悟や決意があるのだろうか?
今まさに、日本政府の拉致事件解決に向けた意思が試されている。

3月9日 本日福井県福井市で、家族会訪米団に同行した島田全国協議会幹事の帰朝講演会が開催された。
講演会参加者から講演内容要旨のレポートが届いたのでご紹介する。

講演者
畠 奈津子さん(漫画「拉致の悲劇」著者)

万景峰号入港禁止と、長銀への税の投入を止めれば北は崩壊する
朝鮮総連への課税を
スパイを取り締まる法の整備が必要
北朝鮮問題では、金正日に期待しても無駄

島田 洋一 氏
金体制を崩壊させなければ解決しない
米国のトップが会ってくれた(アミテ−ジ氏他)
アメリカの議員は行動が早い
テロ国家指定法を作り一切支援しない
川口外務大臣は動いていない
川口はメッセンジャ−以下、経済支援、刺激しない論
情に欠ける日本の議員
北の嘘に騙されてはいけない、全面否認を止めただけ
子供を人質にとったことについて米国の方が怒ってる
北へ炊き出し部隊をおくり直接ならおにぎりを渡す
最前線から米兵を引き下げたら、開戦準備
次の戦争は韓国のためでなく、金をつぶす戦争
アメリカは売られた喧嘩は買う、金の読み違え
北は経済封鎖で崩壊する、北が暴発するならその前にアメリカは叩く
米マスコミも取り上げた(CNN,NBC,ワシントンポスト)

3月10日 3月10日発行の救う会全国協議会ニュースより

■家族会・救う会の訪米(3月3日〜8日)報告

 みなさまのご支援により家族会救う会の訪米は大成功に終わりました。ここにその概略を報告いたします。今後の課題は、この成果を日本でどう生かすかです。12日夕刻に訪米団員だけでなく家族会全体で川口外務大臣と面会することが決まっています。
そこで、帰国声明にあるように、

1、「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という認識を持つのか否か
2、米政府がすでに実施しているテロを理由にした対北朝鮮経済制裁を実施する準備があるのか否か

を問いただしたいと考えます。なお、4月21日からはニューヨーク国連本部を訪問し、人権委員会強制的失踪作業部会でプレゼンテーションをすることが決まっています。引き続きみなさまの物心両面でのご支援をお願い申し上げます。(振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会 )


◇ 団の構成
団長 横田滋(家族会代表)
団員 横田早紀江、蓮池透(家族会事務局長)、増元照明(家族会事務局次長)、西岡力(救う会副会長)、島田洋一(救う会幹事)、福井義高(救う会幹事)
拉致議連同行者 平沢勝栄(自民)、上田清司(民主)、西村真悟(自由)、山谷えり子(保守新)
政府同行者 小熊誠(拉致被害者支援室長)


◇ 日程
3月3日
成田出発
ワシントンに到着
午後2時、アーリントン無名兵士の墓
4時、ブラウンバック上院議員

4日
午前、NBC、ワシントンポスト、UPI通信取材
午後2時45分、ルーガー上院外交委員長
4時、フリスト上院共和党院内総務
夜、加藤良三駐米日本大使主催の夕食会

5日
午前9時30分、アーミテージ国務副長官
10時50分、共和党系有力者らの定例勉強会「水曜会」
11時45分、ハスタード下院議長
12時15分、下院外交委員会所属のリーチ・アジア太平洋問題小委員会委員長、バートン、チャボット、フレーク、ピッツ下院議員と懇談会
午後1時45分、ブラウンバック上院議員主催記者会見
3時、日本大使館広報文化センター公開セミナー
5時20分、ダッシェル民主党上院院内総務
6時、ホンダ下院議員

6日
午前ワシントンポスト、ザ・ウィークリー・スタンダードインタビュー、人権問題NGOヒューマンライトウォッチ訪問
正午、日本商工会主催昼食会
午後3時から3時30分、ホワイトハウス国家安全保障会議モリアーティ上級部長
4時、国防総省ローレンス国防次官補代理

7日
ワシントン出発

8日
成田到着


◇ 持参した「訪米アピール」

アメリカ合衆国の皆様へ

 テロとの戦いに、断固たる決意と揺るぎなき信念で臨んでおられるアメリカ合衆国の皆様に心より敬意を表します。
 愛する家族を北朝鮮に拉致された私たちもまた、否応なく、テロとの戦いで最前線に立たされてきました。
 昨年9月、小泉純一郎首相訪朝の際、北朝鮮側はようやく拉致の事実を認めました。
しかし、大韓航空機爆破事件の実行犯を知るなど各種テロを証言できる日本人拉致被害者はすべて死んだ、と一方的に通告しました。彼らが提供した、物的根拠のない荒唐無稽なストーリーや安易な偽造文書の数々を見るにつけ、改めて強い怒りを感じざるをえません。
 24年ぶりに帰国し、「北には戻らない、子供を返して欲しい」との意思を明確にしている5人の日本人拉致被害者に関しても、北朝鮮当局は執拗にその意思を否定しつづけ、子供を人質に取るという卑劣きわまりない行為に出て恥じようとしません。
拉致の可能性がある日本人失踪者の数も、最近の調査により、着実に増える傾向にあります。まさに、北朝鮮による拉致は、「現在進行形のテロ」という他ありません。
 韓国人拉致被害者について、北がいまだに「存在しない問題」としている点に鑑みても、北朝鮮当局が、拉致という行為について何の反省もしていないことは明白です。
 昨年1年間にも、私たち被害者の父母のうち2名が亡くなりました。時間は限られています。問題の早期解決に向け、本当に困った人民には届かない食糧支援を中止し、経済制裁を実施するなど一段と圧力を強めるべきです。
 北朝鮮当局の「制裁は戦争を意味する」という露骨な脅迫に屈し、安易な妥協や援助に走るなら、テロ勢力はますます増長します。そのことを、私たちは長年にわたる闘いの中で強く実感してきました。北朝鮮当局が、制裁を侵略の口実に用いるなら、国際社会は断固たる決意で侵略者を退場させねばなりません。そうした意思をはっきり示すことこそが正しい対応ではないでしょうか。
 今回、同盟国アメリカ合衆国を訪問する機会を得、多くの方々と親しく話し合う中で、「テロは許さない、恐喝に屈しない」という互いの決意を新たにしたいと願っています。

2003年3月3日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
代表 横田滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
会長 佐藤勝巳


◇ 成田空港で発表した「帰国声明」

帰国声明
 私たちは「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロであり、問題の早期解決に向け、本当に困った人民には届かない食糧支援を中止し、経済制裁を実施して欲しい」と訴えるために、3月3日よりアメリカ合衆国を訪れました。わずか数日前に決定した訪米ではありましたが、拉致問題の深刻さに同情されたべーカー在日米国大使のお力添えもあり、議会においてはハスタート下院議長、フリスト共和党上院院内総務、ダシュル民主党上院院内総務、ルーガー上院外交委員長をはじめとする通常は面会できない最高リーダーにお会いすることができました。政府においてはアーミテージ国務副長官、モリアティ国家安全保障会議上級部長、ローレンス国防次官補代理という関連部署の要人ともお会いできました。これらの最高リーダーが事前に資料を読みじっくり時間をかけて家族の訴えに耳を傾け心からの同情を示してくださったことに私たちは感激しました。ブラウンバック上院議員が私たちの主張を米メディアが伝えてくれるようにと自分の事務所で記者会見を開いたこと、下院外交委員会リーチアジア太平洋問題小委員会委員長ら有志議員が懇談会を開催し約10人の議員と多数の議員スタッフが参加したことも忘れられません。
 今回お会いできたすべての議会、政府要人は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という私たちの訴えに心からの同意を示し、問題解決のために自分に何をして欲しいのかと真剣に尋ねました。特にアーミテージ国務副長官は米政府が北朝鮮をテロ支援国リストから解除するための条件に日本人拉致が含まれると明言しました。このことの意味はたいへん大きいものがあります。米国政府はテロ支援国と認定した国に対しては、人道支援をのぞき政府レベルの援助をしないばかりか、国際金融機関による融資にも反対するという国内法があるのです。言い換えるなら、すでに米政府は北朝鮮に対して一定の経済制裁を実施しているが、日本人拉致問題が解決しない限りその制裁は解除されないということを、米政府高官が私たちに直接伝えてくださったのです。実は、私たちが2年前に訪米したときは日本人拉致解決がテロ支援国リスト解除の条件だとは明言しなかったという経緯があります。
 テロとの戦いを進める米国は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」と認識し、すでに経済制裁を実施しています。私たちは帰国後、日本政府に、

1、「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という認識を持つのか否か
2、米政府がすでに実施しているテロを理由にした対北朝鮮経済制裁を実施する準備があるのか否か

を問いただしたいと考えます。
 今回の訪米には拉致議連から超党派の4人の議員が、日本政府からも拉致被害者支援室長がご同行くださりました。また、加藤良三駐米大使をはじめとする在アメリカ日本大使館が全面的なバックアップをしてくださいました。マスコミ各社も同行取材をするなど大きく取り上げてくださいました。そしてなにより国民のみなさまから暖かい物心両面におけるご支援をいただきました。ここに深く感謝申し上げます。

2003年3月8日
家族会・救う会訪米団 団長横田滋


◇ 訪問概要

3月3日午前にワシントンに到着し、午後2時、アーリントン無名兵士の墓を訪れ、米国とその国民に敬意を表する意味で、家族会と救う会の名前をつけた花輪を捧げました。
午後4時から、ブラウンバック上院議員と約1時間面談しました。面談冒頭、同議員はブルーリボンの趣旨を聞き、自分も胸につけると言ってくださったので、横田早紀江さんがリボンを胸にお付けしました。同議員は拉致を認めながら、被害者とその家族を未だに解放せず、また真実な情報を提供しない北朝鮮当局を「クレージー」と形容し、横田団長が読み上げた訪米アピールに全面的な賛意を表明しました。そして、「近く北朝鮮問題が国連安保理事会で取り上げられるが、そこで、核問題だけでなく人権問題としての拉致問題も取り上げられるべきであり、日本政府がその立場を強く打ち出すべきで、自分はアメリカ政府にそのように働きかける。北朝鮮は『邪悪な体制(evil regime)』であり、多くの国民を殺し、ミサイル開発や強制収容所の維持など、世界最悪の体制の一つである、訪米団滞在中に米メディアがもっとアプローチするように働きかけたい」と語りました。面談終了後、訪米団を見送りに議員会館の廊下まで出たとき、同議員は立ち話で拉致被害者全員を解放しない北朝鮮を「クレージー」とあらためて述べ「海兵隊を送るべきだ」と語りました。

4日午前は横田夫妻と蓮池事務局長が各1時間以上全国ネットテレビ局NBC、横田夫妻がワシントンポスト紙コラムニスト、蓮池事務局長と増元事務局次長がUPI通信の取材を受けました。
午後2時45分から3時15分のルーガー上院外交委員長と面談しました。
ルーガー委員長は大略、次のように語りました。「この問題の切迫感をみなさんと共有しています。昨年9月の小泉総理の訪朝を注意深く見守っていました。総理の関心は25年以上も会えないままである拉致被害者の安否でした。小泉総理の懸念は日本の友人である私たちの懸念です。パウエル国務長官が最近、訪日して帰ってきました。
長官は日米同盟に強い確信を持ち、拉致について小泉総理と議論したと聞いています。
当然、そのことはブッシュ大統領に報告されているはずですが、今回みなさまとお会いしたことをふまえ、私からも大統領と仲間の上院議員らに伝えます」。
4時から4時20分フリスト上院共和党院内総務と面談しました。フリスト院内総務は米国議会上院の多数党を代表する立場でみなさまとお会いしました。拉致という非人道的行為に怒りを覚えます」と語られた後、拉致はいつ頃集中しておきたのか、拉致問題で北朝鮮の誰が交渉相手なのか、合計何人くらい被害者がいるのか、などと次々質問をしてきました。事前に、訪米団の資料に目を通した上での具体的質問であり、真剣に取り組んでくださっていることがよく分かりました。最後に私たちに何をして欲しいのかという問いかけをしました。西岡力救う会副会長が「すでに日本政府に求めていることだが、われわれは拉致問題で北朝鮮に対して経済制裁をかけることが必要だと考えている。近く国連安保理事会で北朝鮮問題が審議される際、核問題だけでなく人権問題としての拉致問題をも理由の一つとした経済制裁の発動がなされるべきで、米国もそれに協力して欲しい」と家族会・救う会のアピールの内容を説明し、増元照明家族会事務局次長が「拉致被害者が現在どこにおかれているのかなど情報面で米国の支援をいただければ幸いだ」と付け加えました。
 夜には加藤良三駐米日本大使主催の夕食会に招かれました。その席で大使は「拉致は国家犯罪で主権侵害である」と明確に語り、家族らは97年家族会結成直後に最初に陳情に行ったとき、当時アジア局長だった加藤大使が廊下まで迎えに出てくださり真剣に話を聞いてくださったことが忘れられないという発言が続きました。
 なお、4日午前に西村慎悟議員がワシントンに到着され4日午後から同行くださり、平沢、上田、山谷議員は4日夜到着され5日以降同行くださいました。4日のルーガー上院外交委員長、フリスト共和党上院院内総務、5日のアーミテージ国務副長官、ハスタード下院議長との面談には加藤大使も同席しました。

 5日午前9時30分国務省で、アーミテージ国務副長官と面談しました。その席で、副長官は拉致を現在進行形のテロと認め、2月3日上院外交委員会公聴会で自身が語った通り、日本人拉致は北朝鮮をテロ支援国家リストから解除する条件の一つだと確認しました。副長官は面談前、訪米団との記念撮影に応じ、自ら横田団長にコーヒーをつぐなど最大限の配慮をしてくださいました。面談は予定を超えて約50分程度続きその間、外部からの連絡は一切なく、真剣に訪米団との話し合いに応じてくれました。
副長官は訪米団に米国が何をすべきかアドバイスして欲しいと質問し、それに対して西岡副会長が「近く国連安保理事会で北朝鮮の核問題が話し合われるが、その席で拉致を理由にした経済制裁を検討して欲しい」とのべました。それに対して、副長官は「ブッシュ大統領は食糧支援を武器に使いたくないという信念を持っている、一方支援食糧が軍隊や政治警察に回されることには反対だというディレンマに直面している。
しかし、たとえ80%が軍や秘密警察に回っても20%が飢えた人々に配られるならまったく効果がないとは言えない」と語りました。それに対して西岡が、「食糧事情が最悪で年間100万程度の餓死者が出ていた1998年頃、秘密警察の弱体化が進み北朝鮮国内で反体制運動の動きが出ていた。ところが、国際社会からの援助によって秘密警察が息を吹き返し人民弾圧が再強化された。80%の支援が20%を受け取る人民への弾圧を強化する役割を果たす。北朝鮮の飢餓は天災でなく金正日政権の政策が原因で、長期化する国際支援は金正日政権の延命につながる。人民を救出するためには飢餓の元凶である金正日政権を変えるしかない」と話しました。副長官は、意見はよく分かったと答えました。
 10時50分頃から共和党系有力者らの定例勉強会「水曜会」(ノーキスト氏主催)で10分程度アピールすることができました。我々の直前のスピーカーは労働長官でした。
 11時45分から12時過ぎまで国会議事堂内でハスタード下院議長に面会しました。ハスタード議長は事前に資料を読み、拉致について時期、規模、目的などをくわしく訪米団に語り、「私はこの問題についてよく知っている。このようなテロ行為は許されるものではない」と心からの同情を示しました。
 12時15分から約1時間、議員会館で下院外交委員会所属のリーチ・アジア太平洋問題小委員会委員長、バートン、チャボット、フレーク、ピッツ下院議員らが懇談会を開催し訪米団と意見交換会を開催しました。そこでは拉致は憎むべき現在進行形のテロであるという訪米団の主張に全面的な支持が表明されました。
 午後1時45分から2時30分までブラウンバック上院議員が自分の事務所で私たちのための記者会見を開きました。3日面談した際、米国メディアを通じて訴える機会を作りたいと約束たことを、実現してくださったわけです。ブラウンバック議員自ら会見の司会をしました。
 午後3時から4時20分まで日本大使館広報文化センターでの公開セミナーに出席し、家族会4人が訴えをし、ブレアー・戦略国際関係センター日本部長とニクシュ議会調査局調査官がコメントし、出席者からの質問を受けました。
 午後5時20分頃からダッシェル民主党上院院内総務と面談しました。ダッシェル院内総務は、「自分を含む上院議員の多くはこの問題に心から同情している。北朝鮮問題で核だけでなく拉致を含む人権問題が取り上げられなければならない。野党民主党として米国現政権に拉致問題解決の努力を支援するように圧力をかける」と語りました。
 午後6時から7時頃までホンダ下院議員と面談しました。ホンダ議員は拉致問題についてみなさんから直接話を聞いて勉強したいとして、熱心に家族会、救う会、議連の先生方の話を聞いていました。

 6日午前は、横田夫妻はホテルでワシントンポスト紙インタビュー、蓮池事務局長、島田幹事、平沢議員は人権問題NGOヒューマンライトウォッチ訪問、増元事務局次長と西村議員はザ・ウィークリー・スタンダード誌インタビューとそれぞれが米メディアの取材を受けました。
午後12時から2時まで日本商工会主催昼食会。家族会4人がスピーチしました。
3時から3時30分、ホワイトハウス国家安全保障会議モリアーティ上級部長と面談しました。モリアーティ上級部長は「被害者家族の痛みに心からの理解をしめしたい。
北朝鮮とのいかなる交渉においてもこの問題を頭に入れて行う。拉致は非常に野蛮な行為だ。ブッシュ大統領は北朝鮮に対して強い見方を持っている。北朝鮮に対して一つの問題だけに特化せず、拉致問題も含むすべての問題を取り上げる。北朝鮮は多くの間違ったことを行っている。それらすべてが解決するまでは日本はもとより、米国も北朝鮮を普通の国としては扱えない。北朝鮮の現政権がこれ以上続かないことは我々にとってよいことだ。北朝鮮に対しては2国間アプローチよりも関係国が協力して逃げ道をなくす多国間アプローチが望ましい。」と述べました。増元次長が死亡とされた被害者に関する情報収集に協力して欲しいと要請したのに対して「いままで行ってきた努力を強化し、成果があれば日本政府を通じて伝えます」と答えました。同席したマイケルグリーンアジア問題担当部長は「北朝鮮は拉致、核、生物化学兵器、ミサイル、通常兵力、人権、テロ、北朝鮮国民の扱いなどで非常に悪い国だ。われわれは世界全体の問題として圧力をかけ続ける」と補足しました。
4時から4時40分まで国防総省ローレンス国防次官補代理と面談しました。次官補代理は「みなさまの活動に敬意を表したい。心から深く同情する。国防総省は力強い同盟国である日本との緊密な関係を維持する任務がある。12月17日訪米中の石破防衛庁長官はラムズフェルト国防長官との朝食会で、拉致問題がどれほど日本国民の心をつかんでおり、日朝関係の中で必ず解決すべきだと強調し、同席したべーカー大使も日本における拉致問題の関心の高さを説明した。この問題は日本に取ってだけでなく米国にとっても優先課題だ」と説明しました。また、次官補代理は韓国にも400から600人程度の拉致被害者が存在し、日本の家族化の活動に励まされていると聞いているとの言及があり、訪米団は資料として持参した韓国被害者団体のアピールを紹介しました。

※ご注意

 文中のカンパ受付口座は「全国協議会」の物です。
各救う会は独立会計のため、独自に口座を開設しております。
このため、家族会宛、全国協議会宛のカンパを「救う会滋賀」口座にお送り頂く場合は、通信欄に「家族会宛」「全国協議会宛」と明記してください。
逆に、「全国協議会」の口座に「救う会滋賀」宛のカンパをお送り頂く場合にも、「救う会滋賀宛」と明示いただかないと、全額が全国協議会の会計に組み込まれますのでご注意ください。

3月11日 田中康夫長野県知事は、横田滋家族会代表が訪朝の意向を表明した後に取りやめたことに対して、家族会周辺や救う会などが圧力をかけたことが理由とし、「まるでどこかの国のマスゲームのようだ」と、家族会や救う会を北朝鮮と同列に準えるような暴言を吐いたことが報じられた。

 田中知事は確たる信念があって行動しているとは思えず、これまでもいろいろな問題に嘴を突っ込んでいながら、感想や論評は行っても、まともな提案や提言は一切無く、何一つ建設的意見を言っていない。

 この家族会と救う会に対する暴言は、これまで一体不可分で家族会の意向を具現化することに最大の努力を払って支援活動を行ってきた救う会との間を分断し、家族会を孤立させることで結束を弱め、最終的に拉致事件をうやむやにしてしまおうとする北朝鮮の陰謀に利用される危険性を孕んでいるだけに、訪米が実現し、米政府高官や有力議員との面談でも「拉致は現在進行形のテロ行為」との認識で一致を観るなど、ようやく国際的にも反拉致の世論が盛り上がりはじめた現時点で行われたことの無分別さや無思慮ぶりは、野中や土井と同じ売国的下劣さとして、徹底して糾弾されるべきものである。 救う会長野の事務局長も怒りを顕にして抗議の記者会見をしていたが、当然のことだ。
 ここまで暴言を吐くわりには、田中知事自身が拉致事件に対して役立つ何かをしてきたのか、具体的に何か行動を起しているのか、というと全く何もない。
今回の暴言は、自分自身が口先倒れの無責任な人間であることを証明しただけだろう。
わざわざ滋賀まで出掛けてきて演説をぶちあげる暇があるなら、長野県として拉致事件に対して具体的アクションを起すプランでも考えて、行動してみせる責任があるだろう。

Mail メールでのご意見等はこちらへ governor@pref.nagano.jp

Letter 手紙でのご意見などは

〒380-8570 (長野県庁専用郵便番号ですので住所は不要です)

 長野県知事 田中康夫あて

Fax 知事直通ファックスでのご意見などは

FAX 026-232-2123 (知事が直接取り扱います)

ファックスを送られる場合は、番号をよくご確認の上、お送りください。

3月12日 本日、家族会は総会を開き、救う会と連名で以下の「川口外相への訴え」を表明した。

川口外務大臣への訴え

 私たち家族会・救う会は、3月3日よりアメリカ合衆国を訪れました。お会いできたすべての議会、政府要人は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という私たちの訴えに心からの同意を示し、問題解決のために自分に何をして欲しいのかと真剣に尋ねました。
 特にアーミテージ国務副長官は米政府が北朝鮮をテロ支援国リストから解除するための条件に日本人拉致が含まれると明言しました。米国政府はテロ支援国と認定した国に対しては、人道支援をのぞき政府レベルの援助をしないばかりか、国際金融機関による融資にも反対するという国内法があります。テロとの戦いを進める米国は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」と認識し、すでに経済制裁を実施しています。
 この訪米の成果をふまえ家族会は本日総会を開き、次のことを日本政府に強く求めることを決めました。

1、 川口外務大臣に、
・「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という認識を持つのか否か、
・米政府がすでに実施しているテロを理由にした対北朝鮮経済制裁を実施する準備があるのか否か、
 に関して明確なお考えをお聞きしたい。
2、5人が家族を残して帰国してから6ヶ月になる4月15日までに、北朝鮮が被害者家族全員を日本に帰さず、未確認者10人に関して日本が提起した150の質問に誠実に答えないなら、日本政府独自で制裁措置を実施していただきたい。

平成15年3月12日

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳

 家族会と救う会の代表者は、12日午後4時半から5時半まで約一時間、川口外相と面談した。
席上、上記の訴えに対して川口外相は「普通の人間の感覚で、人をさらって何年も返さないのは非人道的で許し難い。テロじゃないかと思う。しかし国際法上様々だし、国内法には定義がない。法的に詰めていくと難しくなる」、「経済制裁は効果があるとは思わないので現時点では考えていない」、「(今後の方策は)、拉致問題解決まで経済支援をせず話し合いをするために努力すること」と回答し、それに対して家族会会員から強い不満の声が出た。予定の時間を過ぎたとして退席しようとする外相に、佐藤・救う会会長が「これでは家族は納得できない、近くもう1回会う機会を作って欲しい」と求め、外相は「分かりました」と返事をしたものの、あまり親身とは言えない態度に終始した川口外相に、家族会と救う会の不信感は増すばかりである。
我々としては、これが本心ではなく、何らかのアクションを予定しているが公表できないなどの理由から官僚的答弁に終始したと信じたいが、はたして事実はいかに?

3月18日 本日付け発行の救う会全国協議会ニュースによると、ケリー米国務次官補が上院外交委員会で日本人の拉致に言及した。

 3月12日、ジェームズ・ケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、上院外交委員会(リチャード・ルーガー委員長)公聴会で日本人拉致について言及した。
 ケリー次官補は、3月5日家族会・救う会訪米団とアーミテージ国務副長官との面談時には同席しなかったが、副長官か同席したKeyser東アジア太平洋担当次官補代理から、家族の訴えを伝え聞いたものと思われる。なお米政府関係者によると、ケリー次官補は昨年10月の訪朝時、北朝鮮当局との会談で3回日本人拉致を取り上げたとされている。
 家族会・救う会代表団の訪米を受け、今後、議会においても、拉致問題が従来以上に詳しく取り上げられ、議論される場面が増えてくるものと期待されている。
 ケリー次官補が日本人拉致に言及したのは公聴会冒頭のステイトメントで、北朝鮮の周辺諸国は朝鮮半島の非核化という共通の目的を持つと同時に、それぞれが独自の懸念を有するとし、日本については、次のように述べている。

(英語原文)
Japan has suffered a legacy of North Korean abductions of innocent Japanese civilians, as well as the threat posed by North Korea's missile program. The cool admission of Kidnappings from the Japanese home islands followed by untimely deaths stunned many Japanese.
(出所 http://foreign.senate.gov/hearings/KellyTestimony030312.pdf)

(邦訳)
日本は、罪もない日本の市民が北朝鮮に拉致されたことによる傷にさいなまれてきました。北朝鮮のミサイル計画が突きつける脅威の問題もあります。日本本土からの拉致を涼しい顔で認め、次いで被害者は若死にした云々の展開に、多くの日本人は衝撃を受けました。

3月19日 特定失踪者問題調査会ニュースより

■「法律家の会」設立

 昨日(18日)、東京の弁護士会館で「北朝鮮による拉致被害者の救出にとりくむ法律家の会」が設立されました。これは拉致問題に関心を持つ有志の弁護士が結成したもので、これまでも個々に協力してきた方々はおり、日弁連も家族会から事情聴取を行い政府に要請書を提出したことはありましたが、救出のための法律家の組織ができるのはこれが初めてであり、今後の行動が期待されています。

 当日は北海道・大阪もふくめ10人の弁護士が集まり、今後の活動について議論を行いました。増元照明事務局次長(調査会理事)、荒木調査会代表、真鍋専務理事も参加し、訪米の報告、調査会の活動についての説明などを行いました。

 法律家の会では代表幹事に木村晋介・藤野義昭(救う会北海道代表・調査会理事)両弁護士を選任、幹事には川人博、斎藤健兒両弁護士に加え大阪ないし兵庫の弁護士を加え、さらに必要に応じて補充することとなりました。また、事務局長は斎藤幹事が就任しました。

 今後法律家の会では

(1) 拉致被害者の救出およびその家族の支援のために必要な諸行動ヘの法律家としての参加
(2)特定失踪者問題調査会と連携した失踪者の調査活動への参加
(3)拉致問題解決のために求められる刑事告訴、訴えの提起等の法的諸活動への参加
(4) その他拉致問題の解決に役立つ情報交換、言論、集会の開催及び制度的提言等の活動

をすすめていく予定で、調査会としても特定失踪者調査活動の進展にも大きく寄与するものと期待しています。
3月20 救う会全国協議会ニュースより

■ 署名簿英文について

 救う会・家族会が展開している署名運動に関して、「署名簿の日本文と英文の内容が異なっているがその理由は何か」という質問が何件か寄せられました。その際、事務局がお答えしたことを、ここで明らかにしておきます。
 まず、基本的にこの署名は日本国民が自国政府へ救出を訴えるという趣旨で始まったモノであり、英文はその後海外でも一定程度運動が広がってきたことの反映としてつけたものです。そのため、量的に英文は少なくしているということだけです。

■ 首都圏で行われている街頭カンパ活動について

 最近、首都圏で「救う会全国協議会 首都圏の会」を名乗る街頭署名・募金活動がなされています。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」には「救う会全国協議会 首都圏の会」という団体は存在しません。この活動は「国際人文交流協会」が行っているものですが、西岡力・全国協議会事務局長はその代表者に「救う会全国協議会 首都圏の会」を名乗る活動は救う会の活動と誤解され迷惑だから認められないと伝えてあります。
 彼らは救う会に加盟している「救う会青年の会」のホームページから無許可でコピーしたビラを配布しているという事実も判明しています。また、募金を求める方法が強引だという苦情が多数、救う会事務局に寄せられています。現場で募金を集めている人間が「西岡力・全国協議会事務局長の許可を得ている」と話しているとの報告もありますが、そのような事実はありません。
 ここで「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」として、「救う会全国協議会 首都圏の会」「国際人文交流協会」は本会とはまったく関係ない団体であり、今後、「救う会全国協議会 首都圏の会」「国際人文交流協会」が集めたカンパは本会は受領しないということを、明らかにします。また、本日午後5時半、FAXで「国際人文交流協会」に送付した通告文を公開します。


通 告 文

国際人文交流協会殿
東京都練馬区豊玉中3-16-13-101

 あなた方は首都圏で「救う会全国協議会 首都圏の会」を名乗る街頭署名・募金活動をたびたび行っています。私たち「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」には「救う会全国協議会 首都圏の会」という団体は存在していません。西岡力・全国協議会事務局長は数度にわたり、「救う会全国協議会 首都圏の会」を名乗る活動は「救う会」の活動と誤解されるので認められない、と伝えています。また、あなたがたが街頭で配布している「ブルーリボン運動」と題するビラは、「救う会」に加盟している「救う会青年の会」のホームページから無許可でコピーしたビラを配布しているという事実も判明しています。募金を求める方法が強引だという苦情が多数、「救う会」事務局に寄せられています。現場で募金を集めている人間が「西岡力・全国協議会事務局長の許可を得ている」と話しているとの報告もありますが、そのような事実はありません。
 ここで「救う会」は、「救う会全国協議会 首都圏の会」は「救う会」とはまったく関係ない団体であり、今後、あなた方が集めた募金を「救う会」は受領しないということを公表します。また、あなた方の募金活動に「救う会」の署名用紙を利用すること、さらには先日提供した救う会のポスターと柏崎で撮影した「家族会」・「救う会」とあなたがたとの写真等を街頭で使用することを中止することを強く求めます。

平成15年3月20日
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
東京都文京区目白台3-25-11
会長  佐藤勝巳
事務局長 西岡力

3月24日 調査会ニュースより
■ポスター26日完成

 すでにお知らせした失踪者情報を求めるポスターは明後日26日に刷り上がり、順次配付を開始します。UIゼンセン同盟では4月に約3000の傘下組織に送付する予定ですが、現在協力していただける組織、個人を求めているところです。ポスターは1枚100円でお譲りします。20枚くらいまででしたら切手で送っていただいて結構です。どうか少しでも多くの方のご協力をお願い申し上げます。

 なお、送付方法などについてのご質問や報道関係の方で取材をご希望の場合は調査会までお問い合わせください。
3月26日 救う会全国協議会ニュースより
■ 安明進氏拉致議連総会で講演

 元北朝鮮工作員安明進氏が拉致議連の招きで訪日し、3月27日午後2時より参議院議員会館で行われる議連総会で特別講演を行います。安明進氏は昨年9月に北朝鮮が死亡と発表した市川修一さんと増元るみ子さんを「死亡時期」のはるか後である1992年頃に目撃しています。また、田口八重子さんについても「死亡時期」の後に生存を確認しています。また、確実な筋からの情報として横田めぐみさんは金正日の息子の誰かの日本語教師をさせられているとも伝えています。それ以外にも北朝鮮工作機関の内実など貴重な情報を持っています。今回は議連での講演ですが、ぜひ次回は国会で参考人として招致して詳しく話を聞いていただきたいものです。

■ 救う会幹事会

 3月29日(土)と30日(日)に救う会全国協議会幹事会が開催されます。29日は、家族会会員、全国協議会幹事、各地の救う会役員・活動家で事前に全国協議会幹事を通じて申し込んだ方に限定した安明進特別講演会が開催されます。また、30日の幹事会では訪米後の運動方針、人事の変更について、第5回国民大集会について、その他が話し合われる予定です。

■ 5月7日国民大集会への参加を呼びかけるアピール

 5月7日(水)午後6時半から東京国際フォーラム(有楽町)で「拉致はテロだ 北朝鮮に拉致された日本人・家族を救出するぞ! 国民大集会?」を開催いたします。
入場は無料です(会場でカンパを受け付けます)。主催4団体は以下のアピールを発表しました。会場は5000席です。満席にして金正日政権に日本人の怒りの声を伝えたいと願っています。万障お繰り合わせの上、何卒ご参加くださるようお願い申し上げます。また、諸費用のカンパも募っています。資金カンパ送り先(振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会 )。なお、近くカンパ用の銀行口座を開設します。

「5月7日国民大集会への参加を呼びかけるアピール」

 昨年9月、金正日が拉致を認めてからすでに半年以上、5人の被害者が家族を残して帰国してから5ヶ月以上が経ちました。この間、北朝鮮は非道にも、
1、蓮池さん、地村さん、曾我さんの家族を人質として抑留し続け、
2、横田めぐみさんら未確認者10人に関して日本政府が提起した150の質問に一切答えず、
3、15人以外の多くの拉致の真相を隠蔽したまま、

です。
政府の認定した拉致被害者10件15人に加えて、拉致であることが確実視されている日本人は寺越昭二さん、外雄さん、武志さんと福留貴美子さん、田中実さん、小住健三さんらがおり、それ以外にも多数の日本人が拉致されています。
 この状況を打開するため、3月3日より8日まで私たちは、アメリカ合衆国を訪れました。米議会・政府要人は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という私たちの訴えに心からの同意を示しました。アーミテージ国務副長官が、米政府が北朝鮮をテロ支援国リストに入れている理由に日本人拉致が含まれると明言したことも大きな励ましでした。4月にはニューヨーク国連人権委員会作業部会での訴え、ロサンジェルスでの市民集会を予定していますし、もちろん日本国内各地でこれまで以上に集会や街頭活動を続けます。日本政府に対しては、拉致被害者5人が帰国してから半年を経る4月15日までに北朝鮮が上記1、2、3について誠実な対応を取らないときは、断固たる制裁措置を実施することを要求しています。
 イラク戦争、北朝鮮核問題などが浮上するいまこそ、拉致問題への関心を高めなければならない時です。何よりも切実なのは、日本国内で被害者、家族、支援者、政府、国民が一体となり、米国、韓国をはじめとする国際社会の広い支持を得て、金正日政権に対して拉致問題の完全解決を断固として求めることです。そこで、私たちは5月7日夜、東京で5千人規模の国民大集会を計画しました。これまで2千人の集会しか経験がない私たちにとって大きな挑戦ですが、金正日政権の「拉致問題は既にほとんど解明されており、論議する価値もない」(朝鮮中央通信3月11日)等という主張をうち破るためには多くの国民が一堂に会し声をあげることが何より必要です。どうか、お誘い合わせの上、お運びくださるよう伏してお願い申し上げます。

   平成15年3月24日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表  横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長  佐藤勝巳
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟会長 中川昭一
北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会会長  土屋たかゆき

3月28日 救う会全国協議会ニュースより

■ 家族会がロサンジェルスを訪問

 拉致問題解決を米国国民に直接訴えることを目的として、家族会が4月16日から23日米国ロサンジェルスを訪問することが決定しました。また、国連人権委員会強制的失踪作業部会でのプレゼンテーションをするなどのために家族会・救う会は4月19日から24日ニューヨークを訪問します。ほぼ同じ時期に、2チームが訪米することになりました。2チームの訪米が成功するようにみなさまのご支援をよろしくお願いいたします。現在決まっている日程は以下の通りです。

▼ロサンジェルス訪問

1.訪問趣旨
ボランティアが企画する「日本人拉致問題を正しく理解し,支援の輪を海外で拡げるプロジェクト」第3回集会に家族が参加し,西海岸における拉致問題理解をひろめるため.救う会は直接の当事者ではないが,側面支援は行う.

2.参加者
家族会4名:横田滋,横田哲也,市川龍子,斉藤文代.
ボランティア4名:勝呂健(スグロタケシ),平山希代子(キヨコ),玉置智靖(タマキトモヤス),上野健太郎.その他現地協力者あり.

3.日程
4月16日 成田空港で記者会見(第2ターミナルP2特別待合室)
     JL62 17:20成田発
 11:15LA着
     午後Japanese American National Museum訪問
     夕方ホテルで記者会見

4月17日 集会(玄米酵素 元気クラブ 16142 S. Western Ave., Gardena, CA 90247 Phone: 310-324-9777)
     10:00−12:00 第1回
     13:00−15:00 第2回
     18:00−20:00 第3回

4月18日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材.

4月19日 集会(日米文化会館)
13:30−15:30
ホテルで記者会見
終了後,支援者宅で夕食.
4月20日 集会(日米文化会館)
13:30−15:30
ホテルで記者会見

4月21日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材.
月曜日  ホテルで記者会見
4月22日  JL61 LA発13:05−
4月23日  16:25成田着
     成田空港で記者会見(第2ターミナルP2特別待合室)


▼ニューヨーク訪問

1.訪問趣旨
ニューヨークの国連本部で行われる国連人権委員会強制的失踪作業部会でのヒアリング出席およびアメリカ有識者・マスメディアの拉致問題理解をひろめるため.

2.参加者
家族会5名:横田早紀江,横田拓也,飯塚繁雄,有本嘉世子,平野フミ子.
救う会1名:島田洋一.

3.日程
4月19日 成田空港で記者会見(第2ターミナルP2特別待合室)
    JL48 成田発19:10−18:40NY着

4月20日 午後グラウンド・ゼロ訪問
  現地でぶら下がり取材

4月21日 月曜日  15:00 国連人権委員会強制的失踪部会出席
  夕方記者会見(場所は未定).
4月22日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材
     ニューヨーク・タイムズ取材
 夕方記者会見(場所は未定).
4月23日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材
     夕方記者会見
4月24日  JL05 NY発13:30−
4月24日  16:20成田着
        成田空港で記者会見(第2ターミナルA2・A3特別待合室)

3月30日 救う会全国協議会ニュースより
※一部記事は、28日掲載文と重複します。

■ 救う会全国協議会幹事会開催

 3月30日午前、東京で救う会全国協議会幹事会が開催され、以下のことが決定した。
◎ 4月にニューヨークとロサンジェルスに2チームの訪米団を派遣

▼ロサンジェルス訪問

1.目的
ボランティア(勝呂健氏ら)が企画する米国市民対象の集会に家族が参加し,西海岸における拉致問題理解をひろめる.救う会は直接の当事者ではないが,側面支援は行う.

2.参加者
家族会4名:横田滋(団長),横田哲也,市川龍子,斉藤文代.

3.日程
4月16日 成田空港で記者会見15:30
(第2ターミナルP2特別待合室、問い合わせ090-4839-5168)
     JL62 17:20成田発
 11:15ロサンジェルス着
     午後Japanese American National Museum訪問
     夕方ホテルで記者会見

4月17日 集会(玄米酵素 元気クラブ 16142 S. Western Ave., Gardena, CA 90247 Phone: 310-324-9777)
     10:00−12:00 第1回
     13:00−15:00 第2回
     18:00−20:00 第3回

4月18日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材.

4月19日 集会(日米文化会館)
 13:30−15:30
ホテルで記者会見
終了後,支援者宅で夕食.

4月20日 集会(日米文化会館)
 13:30−15:30
ホテルで記者会見

4月21日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材.
     ホテルで記者会見

4月22日 JL61 ロサンジェルス発13:05−

4月23日 16:25成田着
     17:00予定 成田空港で記者会見
     (第2ターミナルP2特別待合室問い合わせ090-4839-5168)

▼ニューヨーク訪問

1.訪問趣旨
ニューヨークの国連本部で行われる国連人権委員会強制的失踪作業部会でのヒアリング出席およびアメリカ有識者・マスメディアの拉致問題理解をひろめるため.

2.参加者
家族会5名:飯塚繁雄(団長),横田早紀江,横田拓也,有本嘉世子,平野フミ子.
救う会1名:島田洋一.

3.日程
4月19日 17:30 成田空港で記者会見
 (第2ターミナルP2特別待合室問い合わせ090-4839-5168)
     JL48 成田発19:10−18:40ニューヨーク着

4月20日 午後グラウンド・ゼロ訪問
 現地でぶら下がり取材

4月21日 15:00〜16:00 国連人権委員会強制的失踪部会出席
     夕方記者会見(場所は未定)
4月22日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材
     ニューヨーク・タイムズ取材
     夕方記者会見(場所は未定)
4月23日 総領事館幹部・邦人有力者との会合(調整中),メディア取材
     夕方記者会見
4月24日 JL05 ニューヨーク発13:30−
4月25日 16:20 成田着
     17:00予定 成田空港で記者会見
(第2ターミナルA2・A3特別待合室問い合わせ090-4839-5168)

◎ 全国協議会規約改正と新人事

以下の通り規約を改正し、新人事を決めました。

・変更 第5条 本会に次の役員をおき、幹事会において選出する。
会長一名/副会長若干名/事務局長一名
           ↓
会長一名/会長代行一名/常任副会長一名/副会長若干名/事務局長一名

・新規
第6条 会長、会長代行、常任副会長により三役会議を構成する。
本会で緊急に決定すべき事項が発生した場合は、三役会議により決定し、後日幹事会の承認を求めるものとする。
以下6条を7条にと順送りする。

新人事
 常任副会長 西岡 力
 副 会 長 島田 洋一
 副 会 長 黒坂 眞
 事務局長 平田隆太郎
 事務局次長 福井義高
 幹   事 真鍋貞樹(幹事会推薦)
 幹   事 土屋敬之(「救う会」東京代表)
 幹   事 米光正次(「救う会」石川代表)

「救う会」全国協議会役員(平成15年3月30日)

会   長 佐藤勝巳
会長代行  小島晴則
常任副会長 西岡 力
副 会 長 島田洋一
副 会 長 黒坂 真
事務局長  平田隆太郎
事務局次長 福井義高
幹事44名
 地方幹事29都道府県30名
  北海道・藤野義昭
  岩 手・熊谷義弘
  宮 城・安藤哲夫
  山 形・斎藤純一
  茨 城・飯尾博司
  埼 玉・鈴木松蔵
  東 京・土屋敬之
  千 葉・中村 実
  神奈川・武山 章
  山 梨・山下滋夫
  長 野・塚田敏燿
  新 潟・馬場吉衛
  柏 崎・小山雄二
  石 川・米光正次
  福 井・池田欣一
  愛 知・服部守孝
  三 重・中川法宏
  滋 賀・奥村祥一
  京 都・中村喜代治
  大 阪・麻生万里子
  兵 庫・長瀬 猛
  鳥 取・今岡祐一
  島 根・諏訪邊泰敬
  広 島・西 貞彰
  山 口・向山 覚
  福 岡・青木英実
  長 崎・松尾千秋
  熊 本・加納良寛
  宮 崎・吉田好克
  鹿児島・浜田茂久
 その他の組織2名
  青年の会・山本閉留巳
  中大生の会・渡部一実
 幹事会推薦幹事5名
  荒木和博
  平田文昭
  兵本達吉
  真鍋貞樹
  吉島信人

◎ 平成14年度決算報告・監査報告

 以下の全国協議会決算報告・監査報告が承認されました。  また、全国協議会加盟の各救う会の決算報告を近く全国協議会ホームページで公開することを決めました。また、最近首都圏などで、救う会・家族会と関係のない団体が頻繁に拉致解決を掲げて街頭募金運動を展開しています。これら団体が集めた募金の使い道に関して救う会・家族会はまったく関知していないということを、募金に応じようとしている善意の方々にお分かりいただくため、今後救う会が街頭募金活動を行う場合、この募金は何に使うのか、また自分たちは家族会と共に活動している「救う会」全国協議会加盟団体だということをすぐ分かるように掲示して行い、それ以外の団体と間違われないようにすることを決めました。
 メールニュース受信者各位におかれましても、拉致に関する街頭募金運動を見かけましたら、ぜひ救う会、家族会となにか関係があるのかどうかをぜひその場でご質問して、違うと答えた場合には警戒心を持って対応してくださることをお願いいたします。また、どこでどのような募金活動を見かけたなどという情報を救う会事務局にお知らせくだされば幸いです。

平成14年「救う会」全国協議会決算報告
自成14年1月1日至平成14年12月31日
収入の部
寄付金

28,629,499

寄付金(3022件)
その他

347,080

研修会参加費
前年度繰越金

2,963,959

 
受取利息

128

みずほ銀行預金利息

31,940,666

 
支出の部
旅費交通

6,365,919

電車、航空券 タクシー
通信発送

2,173,860

郵便、電話、FAX等
組織活動

4,393,006

会議室利用料等
消耗品費

93,752

備品購入
運賃

79,190

宅急便
事務用品

12,648

文具
集会学習

70,631

全国集会 学習会
国際活動

484,858

国際会議賛助
印刷代

400,889

ビラ、チラシ印刷
雑支出

231,200

振込手数料

14,305,953

 
次年度繰越金

17,634,713

 
財産目録
平成14年12月31日現在
郵便振替残高

15,073,951

みずほ銀行残高

4,962,092

手元現金

383,483

合計

20,419,526

会役員立替金

772,751

家族会指定寄付金

1,012,062

一時預り金

1,000,000

合計

2,784,813

次年度繰越金

17,634,713

(注)会役員立替金は役員個人が立て替えている経費で未清算のものです。家族会指定寄付金は次期に送金すべき預り金です。一時預り金は次期に寄付されることとなる金額です。
監査報告書
「北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会」の平成14年度の会計監査を行った結果、その収支状況が適切であったことを認めます。
平成15年3月29日 横田 滋

◎ 「北朝鮮の不誠実な対応に抗議し、経済制裁を求める全国行動(4月16〜26日)」を準備

 家族会・救う会は川口外相面会時に以下のような日本政府への要求を提出しています。
「昨年9月、金正日が拉致を認めてからすでに半年、5人の被害者が家族を残して帰国してから5ヶ月が経ちました。この間、北朝鮮は非道にも、

1、被害者家族を人質として抑留し続け、
2、未確認者10人に関する日本が提起した150の質問に一切答えず、
3、寺越昭二さんらをはじめとする15人以外の多くの拉致の真相を隠蔽したまま、

です。
 私たちはあらためて日本政府に、「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」という認識に立ち、拉致被害者5人が帰国してから半年を経る4月15日までに北朝鮮が上記1、2、3について誠実な対応を取らないときには、断固たる制裁措置を実施することを強く求めるものです」
 この期限である4月15日、家族会・救う会は外務省を訪問し、上記1、2、3に関する北朝鮮の対応を尋ねる予定です。そこで、現在のまま誠実な対応が見られない場合、「北朝鮮の不誠実な対応に抗議し、経済制裁を求める全国行動」を展開することを決めました。その予定期間は4月16日から26日、北海道から鹿児島までの各地の救う会は街頭行動、抗議集会、記者会見などを一斉に行います。

◎ 「第5回国民大集会」(5月7日午後6時半、東京有楽町・国際フォーラム)成功に向けて全力で取り組む

 イラク戦争、北朝鮮核問題などが浮上するいまこそ、拉致問題への関心を高めなければならない時です。何よりも切実なのは、日本国内で被害者、家族、支援者、政府、国民が一体となり、米国、韓国をはじめとする国際社会の広い支持を得て、金正日政権に対して拉致問題の完全解決を断固として求めることです。以下のごとく、「拉致はテロだ! 北朝鮮に拉致された日本人・家族を救出するぞ!国民大集会」を開催し、成功に向けて全力で取り組むことを決めました。
 これまで2千人の集会しか経験がない私たちにとって大きな挑戦ですが、金正日政権の「拉致問題は既にほとんど解明されており、論議する価値もない」(朝鮮中央通信3月11日)等という主張をうち破るためには多くの国民が一堂に会し声をあげることが何より必要です。どうか、お誘い合わせの上、お運びくださるよう伏してお願い申し上げます。
 今週中に登壇者、ゲストなどを確定しチラシ、ポスターを完成させます。参加者を増やすため、チラシ、ポスターが入り用な方は、全国協議会事務局までご連絡ください(救う会全国協議会未加盟団体が、街頭カンパ活動に本集会のポスター・チラシを使うことは堅くお断りします)。

◎ 安明進氏が目撃を証言した特定失踪者について

 救う会全国協議会は、特定失踪者問題調査会より下記の報告を受け、古川了子さん、加藤久美子さんを救う会認定の拉致被害者リストに入れるべく、お2人のご家族、家族会、調査会などと調整作業にはいることを決めました。
 特定失踪者問題調査会が調査を行っている失踪事件に関しては、救う会は運動に取り上げないという、従来の方針を再確認しました。失踪者家族を支える活動を行おうという有志がある場合、「救う会」ではなく、「真相を究明する会」などという形の組織を作り、家族会、救う会とは別に調査会と協力して活動することを勧める、集会などが開かれる場合も原則として家族会・救う会は講師を派遣せず、特定失踪者関連で集められたカンパは救う会・家族会は受け取らない、という具体的対応方針を決めました。

特定失踪者に関する安明進氏の情報
特定失踪者問題調査会(15.3.29)

古川了子さん(昭和30-1955年1月1日生・昭和48-1973年7月7日失踪)
・当日午前中に美容院に行って午後から母親と浴衣を買いに行く予定をしていた。了子さんは母親が知らない間に家を出ていたが、美容院に了子さんからTELがあり『今日の美容院はキャンセルしたい出かけるところができたのでうちの母親に浴衣を買いに行けなくなったと伝えて下さい』と言った。それ以来行方不明。平成14年12月6日、姉の竹下珠路さんが訪韓し安明進氏と面会。安氏は竹下さんを見て自分の見た女性が古川さんであるとの確信を強めた。

<当時の状況について昨年12月に安氏から聴取した内容>
 1991年の9月ごろ、時間は5〜6時頃だったと記憶している。当時自分は915病院に入院していた。915病院とは朝鮮労働党作戦部に所属する病院で、工作員や被拉致者などの治療をするだけでなく、麻薬や毒薬の製造や改良も行うところである。敷地の中には100〜150の施設があった。場所は平壌北方、順安空港から平壌市内に向かう道から1キロも離れていない。
 安氏はこの日、退屈なので練習用の通信器材を持ってきて練習しようと、約6キロ離れた学校(金正日政治軍事大学)まで歩いて行った。途中病院の道を通っていくと見つかる可能性があると思い、道のないところを通って行った。そこから通常の道を渡って政治軍事大学の方に行こうとしたとき、木の陰にいた古川さんと思われる女性に見られた。あとで通報されるといけないと思い、通報しないように頼もうと思って後ろをつけて行って声をかけた。向き合っていたのは5分位だったと記憶している。
自分の言葉にうなずいたりしていたが、朝鮮語を理解していないようにも見えた。自分が姿を記憶していたのは金正日政治軍事大学にいたのがほとんど男性で、女性に対しては関心が強かったから。
 その女性は入院患者が着る服を着ていた。病院の夕食時間は7〜8時だから、おそらく中央病棟に治療に来た帰りではないかと思う。食堂は共通だが食べる場所は厳格に区別されており、お互いが顔を合わせることはない。日本人のいた病棟と自分のいた病棟の距離は200〜300メートルで、建物は見えたが人は見えなかった。道は大きく迂回して通っていた。後で看護婦に聞いたら、彼女が日本人で、胃潰瘍で入院していると言っていた。日本人化のための教員であれば、学生に普段接しているから対応にはなれているはずだが、そうは見えなかった。北朝鮮では60年代から70年代にかけて、「日本革命」をめざしたことがあり、「日本人村」を作ったことがあった。そこにいたのかも知れない。

加藤久美子さん(昭和23-1948年生・昭和45-1970年8月8日失踪)
・ 朝、妹と一緒に北九州市の家を出て10分くらい離れた旧西鉄路面電車の大倉電停で別れる。その後消息不明。いつも通りの服装であった。週末に編み物の先生とお茶会に行くので着物を出しておいてという話をしていた。

<安氏のコメント>
1988年、89年、90年、金正日政治軍事大学内で横田めぐみさんと一緒にいた女性だと確信する。当時年齢が30代中盤以後に見え、パーマをかけた髪で特別な印象の着衣はなかったものと記憶する。
 それより正確に言えば当時彼女達を見たとき写真の女性よりは横田めぐみさんにより関心があり、彼女だけを見ていたので写真の女性については特別な関心はなかった。
しかし横田めぐみさんに関心を持って眺めるとき十余回も横田めぐみさんと並んで座って話をしていたのが記憶に残っている。当時彼女は158センチ以下の身長だったと記憶している。彼女の職業はもちろん横田めぐみさんをはじめとする大学内の他の日本人と同様で対日工作員に日本語を教える日本語教官だった。

● この他安氏が似た人物を北朝鮮で見た人に松本賢一さん(昭和11-1936年6月24日生・昭和45-1970年6月失踪)と山田建治さん(昭和24-1949年1月22日生・昭和54-1979年12月18日失踪)がいるが、松本賢一さんの場合は安氏証言の人物と年齢が10歳程度合わず、山田さんの場合は身長が約20センチ異なる。

●古川さん、加藤さんは拉致被害者と判断して差し支えないと思われるが、日本国内での拉致経路など、他の事件との関連を調べるためにもまだ調査を要する部分があり、調査会としては今後も調査は継続する予定。

◎ ブルーリボンバッチ製作

 「救う会東京の会」提案により、全国協議会公認ブルーリボンバッチを製作販売することが決まりました。東京の会が実務を担当しますが、頒布方法などは決まり次第お知らせします。

4月1日 救う会全国協議会ニュースより

■アーミテージ「拉致はテロ」発言・詳報

 月刊誌『正論』5月号(4月1日発売)に島田洋一・救う会副会長が「家族会訪米で見えてきたアメリカの対北朝鮮戦略」という論文を書いています。その中で、アーミテージ米国務副長官の「拉致はテロ」発言を、詳しく紹介しています。これは3月5日、家族会・救う会訪米団に対して語られたものです。

「最も大事なのは人権問題だ。私が明らかにしたとおり、拉致は許し難いテロで、皆さんの戦いは反テロの戦いでもある。アメリカ政府はそれを全面的に支持する」、「アメリカ政府は、北との接触のたびに、日本人拉致問題を毎回間違いなく持ち出す(You could be absolutely sure that -- )」、「アメリカも朝鮮戦争中の行方不明米兵の問題を抱えている、こうしたことを二度と起こさせないためにも、この問題では強い態度を取る」

 また、北朝鮮問題で影響力の大きい共和党のサム・ブラウンバック上院議員(上院外交委員会東アジア・太平洋問題小委員長、46歳)が3月5日午後、家族会との共同会見で語った発言も、紹介しています。島田副会長によると、このブラウンバック発言は、同議員事務所自身が発表した当日の公認発言記録から訳したものということです。

拉致をめぐる北の一連の対応は、「卑劣で小心な行為であり、およそ国家の行うことではない。ここにいる家族の人たちの話を聞くことは、われわれがどんなにひどい政権と相対しているかを知る上で重要だ。ブッシュ大統領が正しく述べたように、この国は邪悪だ。北朝鮮は、自国民を殺し、抑圧し、隣国を脅かし、アメリカとの戦争を挑発し、外国から子供を拉致している」。北に対しては関係各国が連携して当たらねばならない、「なぜアメリカが、この狂った男(this mad man)と単独で対話の席に着かねばならないのか」などとしたものです。

4月2日 救う会全国協議会ニュースより

■ 日本新聞協会など3団体が家族会・救う会に申し入れ、家族会・救う会がそれに回答

 3月31日日本新聞協会など3団体が家族会・救う会に申し入れ文書を提出しました。
それに対して家族会・救う会は4月1日回答文書を伝えました。その2つの文書の全文を公開します。



平成15年3月31日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
代表 横田 滋 殿
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
会長 佐藤勝巳 殿

社団法人日本新聞協会編集委員会
社団法人日本民間放送連盟報道委員会
社団法人日本雑誌協会取材委員会


帰国した拉致被害者の方への取材について

 拉致被害者の方への個別取材と、記者会見での自由な質疑が実現するよう申し入れます。
 貴会は昨年10月11日付けで、報道取材の過熱が想定されるとして、「拉致被害者の帰国にあたっての節度ある取材のお願い」を日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会に要請されました。これを受けて私たちは、本人や家族の人権・プライバシーを損なったり、周辺住民の平穏な生活を乱したりすることのないよう、「節度ある取材」を申し合わせました。この結果、懸念されていた集団的過熱取材(メディアスクラム)状態は避けられ、混乱は最小限にとどめることができていると自負しています。
 その一方で、取材現場の在京社会部長会、新潟県報道責任者会議、福井県報道責任者会議は、取材の原則である、本人への個別取材、記者会見での自由な質疑などを要請してきましたが、いまだに実現していません。
 被害者の方は、家族と話し合う中で「永住帰国」を決断され、当初の「一時帰国」という状況は大きく変わりました。また、周囲の温かい支援に包まれて、日本国民として、地域の一員として日本での暮らしになじみ、状況をきちんと理解されるようになったと見受けられます。北朝鮮に夫や子供を残されていること、ほかにも拉致被害者の方々がいることは理解しますが、異常な取材制限が続いていることは、まことに遺憾というほかありません。
 5人の方の体験に基づくお話などは、国民の大きな関心事であり、これを取材・報道することは報道機関の重大な責務です。しかし、現在の取材の在り方では、どのメディアも同じ内容の画一的な報道になり、報道機関に課せられた使命達成の支障となっています。しかも、5人の方の真意が誤って伝えられる可能性も危惧(ぐ)されます。 私たちは、5人のみなさんがメディアを通して、直接、その思いを語られ、考えを述べられることが、拉致問題への国民の理解を深め、ひいては解決への道をひらくことにもつながると信じています。

以上



平成15年4月1日

社団法人日本新聞協会編集委員会 御中
社団法人日本民間放送連盟報道委員会 御中
社団法人日本雑誌協会取材委員会 御中

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳

     「帰国した拉致被害者の方への取材について」への回答

 3月31日、日本新聞協会編集委員会・日本民間放送連盟報道委員会・日本雑誌協会取材委員会より「帰国した拉致被害者の方への取材について」という申し入れ文書(以下、「申し入れ」とする)をいただきました。文書での申し入れですので、私たちも文書でお答えすることといたしました。
 まず、事実関係に関して大きな誤解があることに驚きました。その点を列挙いたします。

1、「申し入れ」は「記者会見での自由な質疑」が「いまだに実現していません」と書いていますが、帰国した拉致被害者は現在、節目節目で要請に応じて行っている記者会見で「自由な質疑」を受けています。通常は最初に何問か事前に提出いただいた質問にお答えした後、その場で予告なしの質問がされ、それに答えています。ところが、「申し入れ」を持ってこられた新聞協会の代表は、この点を指摘した私たちに対して、見解の違いだと発言されました。私たちは同協会所属社の複数の記者の方から「自由な質疑ができている」と聞いています。ぜひ、現場の記者から実態をお聞きになっていただきたいと強く願います。

2、「被害者の方は…『永住帰国』を決断」とありますが、それは事実に反します。
「日本で家族を待つことを決断」したのであって、それが実現した後に将来のことを決めるということです。

3、10月11日付の私たちの「節度ある取材のお願い」には、「帰国する本人は、北朝鮮に夫や子らを残しているたいへん微妙な立場」であることをお願いの理由に挙げています。「申し入れ」は「状況は大きく変わりました」と書いていますが、お願いしたときと現在とを比べて、上記の「微妙な立場」には何の変化もありません。

4、「異常な取材制限が続いていることは、まことに遺憾」とあります。私たちが「節度ある取材のお願い」を行い、それに3団体が応じてくださって現在の取材の枠組みが決まったという経過からして、この記述は事実と相反するといわざるをえません。

 次に、この申し入れに対する私たちの所感を申し上げます。帰国した被害者は、家族が北朝鮮に残っているという「微妙な立場」が現在も続いているため、神経をすり減らす厳しい生活を余儀なくされています。警察の事情聴取にさえ応じていないことからもお分かりいただけるように、個別取材には到底応じられない状況です。なお、被害者は苦しい胸の内を隠しながら、できる限り取材の便宜を図ろうと、求められる記者会見に応じ、カメラに追われることを我慢し、記者との食事会をするなど努力をしています。「これ以上したらノイローゼになるかも知れない」という率直な吐露が出ている程です。家族が帰国して状況が大きく変わるまでは、「節度ある取材」をお続けくださるよう再度お願いいたします。

 なお、蓮池透・家族会事務局長と西岡力・救う会副会長は3月31日、3団体との懇談会だけがあると認識していて、それに備えて被害者が取材についてどう感じているかなどを事前に調べ準備していました。しかし、懇談会に先立ち「申し入れ」文書の手交が計画されていることが分かり、文書には文書で返事をするのがよいと考えたため懇談会に出席できなくなってしまいました。懇談会を行った後に「申し入れ」文書を作成していただければ、誤解をなくすのに助けになったのではないかと残念です。

以上

4月4日 救う会全国協議会ニュースより

■ 5月7日国民大集会に帰国した5人の拉致被害者出席決定

 5月7日午後6時半から東京有楽町・国際フォーラムで開催される「拉致はテロだ!北朝鮮に拉致された日本人・家族を救出するぞ! 国民大集会」に5人の拉致被害者が挨拶のため出席することが決定しました。現在までに決まっている集会概要は以下の通りです。チラシ・ポスターが7日(月)にできあがります。希望者は救う会全国協議会までお申し込みください。

日 時・平成15年5月7日(水)午後6時半より(5時半開場)
場 所・東京国際フォーラム(ホールA)
主 催・北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(代表:横田滋)
北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会(会長:佐藤勝巳)
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟(会長:中川昭一)
北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会(会長:土屋たかゆき)

司 会=櫻井よしこ(ジャーナリスト)
ゲスト=日本政府代表、石原慎太郎・東京都知事
ブラウンバック米上院議員(交渉中)、韓国人拉致被害者家族、安明進(元北朝鮮工作員)
登壇者=「家族会」(横田滋会長をはじめ家族多数)、「救う会」(佐藤勝巳会長)、「議連」(中川昭会長、幹部議員)、「地方議連」(土屋たかゆき会長)、「特定失踪者問題調査会」(荒木和博代表)
挨 拶=蓮池薫・(奥土)祐木子、地村保志・(浜本)富貴恵、曽我ひとみ

連絡先・北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会(「救う会」)
〒112-0015
 東京都文京区目白台3−25−11
TEL.03-3946-5780 FAX. 03-3946-5784

■ 救う会福岡がニュースレターを発行

福岡の会の「福岡救援ニュース」を全文転載します。



福岡救援ニュース
 北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会ニュースレター
                    平成15年4月4日号
                 編集発行人 青木英実

第6回福岡県民集会4月13日(日)に開催
 すでにお知らせしている通り、横田さんご夫妻、西岡力氏を迎え、午前中福岡市天神警固公園で街頭行動の後、天神ビル11階会議室で午後2時から集会を開催いたします。
ご参集のほどよろしくお願いいたします。
 福岡救う会もいよいよ結成以来6年目(平成9年12月準備会結成、平成10年4月正式結成)に突入しました。一層のご支援をよろしくお願いいたします。

3月30日(日)全国協議会幹事会開催。北朝鮮への制裁要求へ。

 3月30日全国協議会幹事会が東京港区友愛会館で開催され、4月15日に家族会が外務省に面談、報告を求めることとなっています。ここで北朝鮮から誠意ある回答がないのであれば、北朝鮮に対して制裁を求める運動を展開することと決定されました。

 4月13日の本会集会はその第一陣ということになります。  なお、家族会、全国協議会は2班にわかれて再度訪米し、アメリカの世論に訴えることとなっています。

加藤久美子さん失踪事件についての中間的総括
 加藤久美子さん失踪事件について、福岡救う会として現時点での経緯、調査結果をまとめました。

1.事件の概要
 昭和45年(1970年)8月8日朝、北九州市八幡区(現八幡東区)在住の加藤久美子さん(当時22歳)は、出勤のため自宅を出た後、自宅から徒歩10分ほどの西鉄路面電車北九州線(現在は廃線)大蔵電停近くで妹と別れたまま失踪。「週末には編み物の先生とお茶会なので着物を出しておいてね」と母親に話しており、特に悩み事もないように思われ、自ら失踪する理由は見当たらない。
 失踪直前も変わった様子は見られなかった。その後全く何の消息もなく、家族は身元不明者の死体等について連絡を受けて見にいったりしたが、何の情報も得られなかった。

2.本人の経歴
 昭和23年(1948年)1月1日生まれ。当時22歳。北九州市八幡区(現在八幡東区)山王町出身。大蔵中学、私立北九州女子高(現八幡東区祇園町、現在は廃校)出身。高校時代は生徒会役員を務めるなど活発な女性であった。昭和41年(1966年)高校卒業後、八幡食糧協同組合、知人経営の喫茶店勤務を経て、失踪当時小倉区(現小倉北区)にあった商品先物取引会社山佐商事総務部(その後倒産)に勤務。
同社は当時の関門商品取引所(下関市。現在は福岡市博多区へ移転。福岡商品取引所となる)で穀物類の先物取引を行っていた。
 速記、ペン字、編み物、電話交換手など多方面にわたって資格を取るため活動していた。

3.失踪地の背景
 北九州市(下関市ならびに周辺の筑豊諸都市を含む)は古くから朝鮮半島と密接な関係があり、とりわけ明治以降は近代鉱工業発祥の地として多数の朝鮮半島出身者を受け入れてきた。戦前のある時期は日本国内でもっとも朝鮮人が多い地域であったことは統計的に確かめられている。また戦中は徴用によって多数の朝鮮人労働者が製鉄所、炭鉱などで働かされていた。
 戦前から定住した朝鮮人は日本人社会に根付き、地方議員も多数いた。
 戦後徴用された人々は多く帰国したものの、京浜、阪神、中京地区とならび強固な在日朝鮮人社会を築いてきた。
 現在も八幡西区に朝鮮初中級学校、中高級学校、小倉北区に朝鮮幼稚園、朝鮮会館があるなど、朝鮮総連に結集する北朝鮮系の人々の活動が活発に行われている。とくに小倉区には朝鮮人居住地区が多数あったことが在日の人自身によって語られている。
近年も、万景峰号の寄港地として、下関、小倉が挙げられている。また、良質炭の出ない北朝鮮の鉄鋼業を支える戦略物資コークスなどが北九州の港から大量に輸出されていた。八幡から良質炭を北朝鮮へ運ぶ航路があったとの情報もある。1970年当時はベトナム戦争の最中であるが、朝鮮戦争、ベトナム戦争で最大の弾薬貯蔵庫であった山田弾薬庫も本失踪事件のすぐ近くにある。弾薬庫からは引込み線が日田彦山線につながり、城野駅近くで日豊本線へと合流していた。1968〜69年頃は弾薬輸送反対で全国から過激派が集まっていた。
これらの場所が本事件の関係地を取り囲むように位置していることは明らかである。
したがっていわゆる土台人の存在にはことかかないと思われる。実際、同じ八幡区(現八幡西区)木屋瀬出身で、北朝鮮に帰国後、脱北、先日日本訪問を果たした李紀子さんの例はそれを事実として示すものである。
なお失踪の翌年昭和46年(1971年)には小倉区(現小倉北区)城野駅前で、病院への見舞い帰りの若い女性を車で送ると誘い、海岸へ連れ出し拉致しようとして接触に失敗、解放するという事件が起こったとの情報が寄せられている。
また本事件が明らかになった直後、特定失踪者問題調査会へ偽名で加藤さんが失踪した電停を知りたいとの怪電話があった。

4、失踪事件の時期  1970年3月にはよど号ハイジャック事件が起こっている。この時期は、いわゆる帰国事業の中断時期にあたる(1971年に再開)。一連の拉致事件直前に特異な電文放送が行われた周波数の放送は1970年頃にはじまったとの情報がある。

5、安明進証言について
 本事件が特定失踪者問題調査会で発表された後、フジテレビ、日本テレビが相次いで安明進氏に確認した中で、加藤さんが金正日政治軍事大学で横田めぐみさんといつも一緒にいた女性とよく似ていると証言した。その後特定失踪者問題調査会が電話で安氏に確認したところ年齢、身長などもほぼ一致した、さらに全身像を含む別の写真で再度確認したところ彼女と確信するとの証言を得た。さらに3月末からの安氏来日にあわせて調査会が重ねて確認したところ、千葉県出身の古川了子さん(1973年失踪)同様、北朝鮮で目撃したことは確実との証言を得た。
なお古川さん・加藤さん失踪事案については、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」においては、3月30日の幹事会で拉致事件として認定する方向で調査、調整を進めるとの決定に至っている。

6.結論ならびに要望
 以上の経緯および諸情報に鑑み、福岡救う会としては、加藤久美子さん失踪事件について、北朝鮮による拉致事件である疑いが極めて濃厚であると考える。
全国協議会、特定失踪者問題調査会、政府関係当局においては、緊密に連携し真相の究明に当たると同時に、家族に対して十分な情報提供と支援を行うように強く求めるものである。

結成当初のこと(1)
 本会が正式結成の準備をしていた、平成10年の3月、突然在日朝鮮人人権擁護委員会(朝鮮総連佐賀本部内)委員「金清吉」氏ほか3人が、代表の大学研究室まで押しかけてきた(他の本会メンバーが同席)。要は、拉致問題で会を結成するのは止めろということであった。疑惑の段階で運動をするのはけしからん、在日朝鮮人子弟への嫌がらせも起こる、この事件については疑いをもっている、そのうち真実は明らかになるだろうなどといいたい放題のことをいうので、いちいち反論して約2時間にわたって議論になった。しまいには「先生、もしこれが(拉致事件が)間違いだったら公式に謝罪してくれ」というので「自分も学者の端くれだからもしそうならきちんと謝る」と答えた。結局持ち帰って対応を協議するということでようやく帰った。
持ち帰って協議するということであるから、もちろん個人の行動ではなく組織、機関の代表として抗議、要請してきたわけだ。そこにおいて、われわれに謝罪要求までした以上、ここまで真実が明らかになったうえは当然誠意ある対応や弁明をして欲しいものだ。

4月7日 本日発行の救う会全国協議会ニュースによると、家族会・救う会NY訪問に中川昭一議連会長と斎木昭隆外務省参事官の同行が決定した。
被害者家族、支援者、支援国会議員、政府が一体になって問題解決に取り組むという意味で、中川会長と齋木参事官の同行は、北朝鮮に対する強力なプレッシャーといえる。

4月9日 本日4月9日午前8時半より9時半まで自民党本部で開かれた外交部会、対外経済協力部会、外交調査会の合同会議に出席した川口順子外務大臣は、平沢勝栄衆議院議員の質問に答えて「(拉致は)私もテロと思っています」と答弁した。
質疑内容は以下の通り。


平沢 先日拉致家族と訪米した際、アメリカ関係者ははっきりと拉致はテロと断定していました。ここにおられる高村元外務大臣も外務大臣当時、オルブライト米国国務長官に、拉致はテロだからとして解決のための支援をお願いしていて、そのことを中央公論昨年12月号に書いていらっしゃります。それに対して、川口外務大臣が拉致家族と会ったとき、はっきり拉致はテロと言明しなかったことに家族の方は怒っているし、私もおかしいと思います。外務大臣、この場で拉致はテロだとはっきりと言ってください。
川口 こういう状況では、私もテロと思っています。



■ 救う会全国協議会が、カンパ受け付けのための銀行口座開設

 これまで救う会全国協議会へのカンパは郵便振替で受け付けておりましたが、このたび銀行口座を開設いたしました。ただ、銀行口座への送金の場合、送金者の住所などは通帳には記帳されません。領収書がご必要な方、今後、郵送でのニュース送付を希望される方などは、別途はがきなどでご連絡くださると幸いです。

「みずほ銀行池袋支店(普)5595565 平田隆太郎救う会事務局長」




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