「特定失踪者問題調査会」公表リスト
■特定失踪者リスト第2次発表
発表にあたって
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

▼前回同様ここに発表したのはあくまで「拉致の可能性を完全に排除することが出来ない失踪事件」のリストであり、「拉致の可能性の高い失踪事件」のリストではありません。これをもって拉致と断定することのないよう十分注意願います。

▼取材に当たってはメディアスクラムを避けるため、ご家族・関係者に対する充分な配慮をお願いします。

▼まだ特定はできませんが、拉致には「土台人」と言われる在日コリアンが協力をしているケースが少なくないと推定されます。また、日本人の中にも協力者がいる可能性があり、少なくとも代表団などで平壌を訪れた際拉致被害者を目撃している人は存在すると推定されます。それらの人々には一刻も早く自らの知っていることを明らかにするよう求めます。

▼在日コリアンの中にも多くの拉致あるいはそれに類する被害者が存在します。在日の失踪者の場合北朝鮮にいる可能性は日本人より高く、また、日本人拉致被害者に比べて隔離された施設にいる可能性は低いと言えます。従って日朝間を往来している総連系在日等を通じて情報が出てくる可能性は日本人以上に高く、在日の中でこれらの人々を救出するための動きが出てくることを期待します。

▼ 当会発足以来1カ月、この間拉致であるとないとにかかわらず「失踪」という事件がいかに深刻な問題か実感しています。もし今回及び前回発表した方々で北朝鮮による拉致でなく、日本国内におられることが明らかになった場合は直ちにご家族ないし当会、あるいは最寄り警察に御連絡いただきたく思います。消息が分かることによって何よりご家族が安心し、私たちにとっても事件の絞り込みをすることができるようになるからです。また、企業や労働組合などの組織には失踪問題の重大さをご理解たまわり、一般の失踪者を発見するための活動を行っていただきたく思います。具体的にはご家族にも体的には家族から依頼のあった行方不明者について情報を自社製品、営業所、各種組織等を通して流すなどの活動です。すでに実行されている企業もあると聞きますが、さらに多くの方々が取り組んで下さいますようお願い申し上げます。警察の現状ではすべての失踪者問題(特定失踪者に限らず、一般失踪者も含めて)を取り扱うことは不可能であり、積極的に民間と連携して失踪者問題が1件でも多く解決するよう努力していただきたいと思います。



昭和37(1962)年
■:井上 征子(いのうえ せいこ)
失踪日:12月6日
失踪当時の年齢:18
失踪した場所:関東・東京都北区
失踪当時の身分:洋裁師見習い
失踪当時の状況:通学のため家を出て、途中仕立物をお客に届け学校へ行ったきり消息不明。学校には出席していなかった。

昭和38(1963)年
■:加瀬 テル子(かせ てるこ)
失踪日:不明
失踪当時の年齢:18
失踪した場所:関東・千葉県海上郡海上町
失踪当時の身分:家事手伝い
失踪当時の状況:午後パーマに行ってそのまま行方不明。翌日観劇の約束もしており自殺などは考えられず。

■:森 洋子(もり ようこ)
失踪日:9月20日
失踪当時の年齢:19
失踪した場所:北海道・函館市千歳町のバス停留所付近
失踪当時の身分:雑貨商の実家手伝い
失踪当時の状況:・前日高校時代の友人の家に泊まりに行く。・翌日別の友人と買い物をしたり、函館山へ遊びに行く。20日の夕方、友人と喫茶店2軒で時間をつぶし、帰宅するため午後9時頃のバスに乗るため、2人でバス停に向かう。「前日に宿泊した友人の所へ泊まる」と言ってバスで帰る友人と別れた。以後行方不明。

昭和39(1964)年
■:永田 進(ながた すすむ)
失踪日:8月25日
失踪当時の年齢:21
失踪した場所:近畿・大阪市住吉区
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:当時の住まいは会社兼寮。近くの銭湯に1人で行くと言って寮を出たまま。1967年9〜10月頃、本人のペンフレンドの女性(尼崎か神戸など関西地区)の手紙を見つけ、状況をしたためたが、返事なし。

昭和41(1966)年
■:丸山 善昭(まるやま よしあき)
失踪日:3月31日
失踪当時の年齢:22
失踪した場所:北陸・福井県坂井郡三国町三国漁港周辺
失踪当時の身分:漁船員(底引き網漁船)
失踪当時の状況:・同日、実家に行ってくると下宿先に伝言を残して外出。失踪。25〜35才くらいの東北なまりと思われる不審者が3名別々の船に乗り込んでいた。当時、別の漁師の話では、不気味な雰囲気を持った人たちで、東北の人としたら3月頃までいるのが不思議だと思ったという。4月初め3人とも姿を消したという。

昭和42(1967)年
■:吉田 雪江(よしだ ゆきえ)
失踪日:1月28日
失踪当時の年齢:17
失踪した場所:北海道釧路市?
失踪当時の身分:電話交換手
失踪当時の状況:失踪時間は午後8時30分頃。当日同僚の結婚式が夜あった。午後8時30分頃新婚旅行への出発を見送りに行くと時刻表を指して時間を確認し出かけたまま。警察の報告では駅で見かけた人はいなかった。荷物も持っておらず、社内預金もそのまま。

■:日高 信夫(ひだか のぶお)
失踪日:9月
失踪当時の年齢:23
失踪した場所:関東・東京都台東区上野駅
失踪当時の身分:印刷工
失踪当時の状況:・大阪で新しい仕事場が決まったというので、友人が上野駅まで見送りに行き、その後行方不明。

■:坂本 英明(さかもと ひであき)
失踪日:11月20日
失踪当時の年齢:32
失踪した場所:近畿・大阪府大阪市西区の独身寮から外出したまま。
失踪当時の身分:免許の更新に行くと言って外出して失踪。勤務先の仕事は不手際なし。

昭和43(1968)年
■:水島 慎一(みずしま しんいち)
失踪日:2月9日
失踪当時の年齢:18
失踪した場所:北陸・富山県新川郡朝日町宮崎海岸
失踪当時の身分:高校3年生
失踪当時の状況:高校3年の学期末試験最終日お昼頃帰宅し、自宅から歩いて5分の海岸にバットの素振りをしてくると出かけたまま失踪。高校卒業後の就職も決まっていた。夕方5時を過ぎても戻らないので父と姉が海岸に行ってみると、波打ち際にバットがころがっていた。その日は海はベタ凪で、水島さんは遠泳の名手であり、溺れた可能性はない。

昭和44(1969)年
■:仲村 克己(なかむら かつみ)
失踪日:8月2日
失踪当時の年齢:26
失踪した場所:近畿、兵庫県?
失踪当時の身分:牛乳販売
失踪当時の状況:テーブルの上に「8月2日神戸へ行く」のメモがあった。1969年9月家主より1ヶ月家に帰っていないと電話があった。本人から一度も連絡がない。パスポートがなくなっていた。会社へ給料の問い合わせがあったが取りに来なかった。

昭和45(1970)年
■:佐藤 益一(さとう ますいち)
失踪日:6月15日
失踪当時の年齢:?
失踪した場所:近畿・大阪府池田市?
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:6月13日に「淡路島に遊びに行く」と連絡があった。背広のポケットから同日付のフェリー切符が見つかる。池田警察署で付近の川・池・沼を捜索、親族で箕面公園一帯を捜したりした見つからない。大学学生寮でその後よど号グループのリーダになる田宮高麿と一緒だった。6月155日はボーナス支給日だったが口座に全額振り込まれているので持ち歩いたとは思えない。

■:加藤 久美子(かとう くみこ)
失踪日:8月8日
失踪当時の年齢:22
失踪した場所:九州・福岡県北九州市八幡区自宅近くの電停
失踪当時の身分:事務員
失踪当時の状況:朝、妹と一緒に家を出て10分くらい離れた旧西鉄路面電車の電停で別れる。その後消息不明。

■:坂野 勝秀(さかの かつひで)
失踪日:11月
失踪当時の年齢:27
失踪した場所:東北・山形県酒田市?
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:交通事故を起こし勤務先を退社、ある会社に入社したらしいが親兄弟にも会社名、仕事内容は言わなかった。昭和45年11月頃、酒田市の従兄弟の家に来て2時間ほど話をして帰り、その後行方不明。

昭和46(1971)年
■:園田 一・敏子(夫婦)(そのだ はじめ としこ)
失踪日:12月30日
失踪当時の年齢:53・43
失踪した場所:九州・鹿児島県曽於郡大崎町の自宅から宮崎空港へ向かう途中
失踪当時の身分:養鶏場従業員
失踪当時の状況:・正月に帰省する次女を迎えに宮崎空港へ行く途中、ガソリンスタンドに寄った後、消息を絶つ。都城市へよってから国道269号線を走って行くと言っていた。

昭和47(1972)年
■:平山 政子(ひらやま まさこ)
失踪日:3月24日
失踪当時の年齢:25
失踪した場所:東北・青森県青森市
失踪当時の身分:
失踪当時の状況:当日、姉妹の絵が入賞しお祝いのために待ち合わせていた。何時間経っても現れないので不審に思い、アパートを訪ねると、特に身辺整理したふうもなく、普段の生活状況のままだった。車が青森市内に1週間置きっぱなしだったので近くの人が通報。車内には買ってきたままのもやしとあじゃら餅があった。

  ■:平山 重雄(ひらやま しげお)
失踪日:6月 失踪当時の年齢:24
失踪した場所:不詳
失踪当時の身分:不詳
失踪当時の状況:学生運動(代々木系)の活動歴あり。昭和48年1月以降連絡がない。昭和45年8月頃、ある男性が「妹が『生涯の伴侶を見つけた』という手紙を残して消息を絶った。住所を知らないか」と平山さんら二人の写真を持って訪ねてきた。

■:中島 修一(なかじま しゅういち)
失踪日:9月27日
失踪当時の年齢:20
失踪した場所:信越・長野県長野市の自動車学校
失踪当時の身分:無職(会社を退職し教習所に通っていた)
失踪当時の状況:教習所に行き行方不明。家の中はそのまま、荷物を持って出ていない。教材の入った小さな袋だけ。

昭和48(1973)年
■:塚腰 義正(つかごし よしまさ)
失踪日:11月
失踪当時の年齢:24
失踪した場所:海外・パキスタン・クエッタ?
失踪当時の身分:大学生 失踪当時の状況:・同年6月、東京を出発して東南アジア一周を目指し1人で旅に出る。20カ国を廻りパキスタンで1973年11月8日付の便りを最後に消息を絶つ。1974年1月に帰国すると便りにあった。

昭和49(1974)年
■:波多野 幸子(はたの さちこ)・男性1名<非公開>(アベック)
失踪日:1月12日
失踪当時の年齢:18・21
失踪した場所:九州・福岡県糸島郡志摩町芥屋海岸と推定
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:1974年1月12日会社に出勤。退社後帰宅せず糸島郡志摩町芥屋大門(けやのおおと)近く海岸に車が放置されていると連絡。車内に男性の免許証、コートがおいたまま。両人の靴が片方づつ落ちていた。

■:才田 善一(さいだ よしかず)
失踪日:3月末
失踪当時の年齢:29
失踪した場所:関東・東京都
失踪当時の身分:建設作業員
失踪当時の状況:昭和49年郷里に帰ると連絡があり、荷物も送ってきたがその一週間弱後に「やり残したことがあり、遅れるが必ず帰る」との手紙が届く。その後本人は帰らず、以来消息不明。

■:山下 春夫(やました はるお)
失踪日:8月
失踪当時の年齢:28
失踪した場所:北陸・福井県小浜市
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:昭和49年8月初め、朝8時の仕業時間前に、同居(住み込み)の大工から昨夜夜釣りに出かけたまま戻らないと報告がある。会社前面の岸壁に本人の作業靴を発見。港内、湾内を捜索する。海上保安庁小浜分室は問題地点の対岸にあったが、小浜外港の埋め立て工事に伴い移転、巡視船も昭和49年に移動するなど、港内の警備は空白状態だった。

■:高野 清文 (たかの きよふみ)
失踪日:7月30日
失踪当時の年齢:19
失踪した場所:関東・東京都神津島村
失踪当時の身分:大学生
失踪当時の状況:大学寮の仲間と神津島へ行く。午後1時頃民宿を出て以後行方不明。前日に山へ行くようなことを言っていたので神津島村の天上山(海抜574メートル)を捜索するが発見できず。

昭和52(1977)年
■:玉井 敏明(たまい としあき)
失踪日:1月30日
失踪当時の年齢:30
失踪した場所:九州・大分県別府自宅近く?
失踪当時の身分:トラックの修理などをしていた
失踪当時の状況:当時両親でスナックを経営していた。店を開けたあと、一人いた従業員に「ちょっと出てくるから」と言って店を出たまま行方不明。

■:牧志 孝司 第8協洋丸(まきし たかし)
失踪日:11月24日
失踪当時の年齢:40
失踪した場所:海上・沖縄近海
失踪当時の身分:漁船員(船長) 失踪当時の状況:・昭和52年11月8日にマグロはえなわ漁船第8協洋丸で泊港を出航。波照間方面で操業後、11月18日平良漁港に入港。11月24日平良港を出航、12月20日頃帰る予定が戻らず。第11管区保安本部が海、空から捜索したが、船影、浮遊物(木船である)など手がかりは全くなし。乗組員は合計7人。

■:田島 清光 第8協洋丸(たじま きよみつ)
失踪当時の年齢:46

■:儀間 隆 第8協洋丸(ぎま たかし)
失踪当時の年齢:35

昭和53(1978)年
■:布施 範行(ふせ のりゆき)
失踪日:3月
失踪当時の年齢:24
失踪した場所:不詳
失踪当時の身分:アルバイト
失踪当時の状況:失踪当時は名古屋のプレハブ工事現場で働く。昭和52年3月に妹に手紙で、2人で沖縄に行くと書いてあり4枚写真が同封。3カ月前に実家であったときとは別人の様相。2カ月で帰るとあったが今日まで連絡なし。預金通帳、印鑑も一緒に妹に送付。家財、布団など全てゴミなどに処分。昭和53年2月までは実家に電話、手紙あり。失踪後、半年、一年後、女性の声で「範行さんいませんか」と電話が二回あった。誰何すると同級生と答えたが、誰か分からず。2回目は会話の中で女性の口から「青森」という言葉が出た。

昭和54(1979)年
■:山田 建治(やまだ けんじ)
失踪日:12月18日
失踪当時の年齢:30
失踪した場所:北陸・富山県高岡市
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:車で出勤途中で失踪。1週間後高岡市の海岸近くで車(三菱ジープJ−54)がキーをさしたまま放置されているのがみつかる。車内に運転免許証、財布、空の弁当箱が残されていた。

昭和56(1981)年
■:安達 俊之(あだち としゆき)(アベック・もう一人の女性は氏名不詳)<非公開>
失踪日:6月20日
失踪当時の年齢:19
失踪した場所:北陸・石川県石川郡鶴来町の友人宅を出てから
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:交際中の女性を自宅まで送るといって車で友人宅を出たまま2人とも行方不明。家出、自殺のそぶりはない。通帳も印鑑も持っていない。まとまった金銭も持っていない。双方の家族は交際していることを知らないので障害とは成り得ない。自動車が見つかっていない。28日夕方、自宅に電話があり、「俊之つかまっているよ」との内容。幼い女の子のようなたどたどしい言葉だった。28日に無言電話。両親が失踪に気づいたのは会社から無断欠勤していると連絡を受けた22日か23日。

昭和57(1982)年
■:河嶋 功一(かわしま こういち)
失踪日:3月22日
失踪当時の年齢:24
失踪した場所:関東・神奈川県横浜市金沢区
失踪当時の身分:大学を卒業したばかりで、浜松に就職も決まっていた。
失踪当時の状況:当日は父親たちが下宿へ荷物を取りに行き、本人は汽車で浜松に帰るため午前9時半頃下宿を出て、50〜60m先の角を曲がるところまで見送った。その後行方不明。当時小雨で傘一本、電車代と本人の小遣い程度しか持っていない。

昭和60(1985)年
■:今津 淳子(いまづ じゅんこ) 失踪日:4月30日
失踪当時の年齢:27
失踪した場所:関東・埼玉県深谷市大谷
失踪当時の身分:保育園保母
失踪当時の状況:大分県南海部郡上浦町出身、失踪当日、休暇を取って大宮の運転試験場へバイクの免許を取りに行ったが、同日7時頃寮の同僚に「これから13分のバスで帰る。何か買い物はないか」と寮の友人に電話連絡したまま消息不明。警察は公開捜査を行ったが目撃証言もなく安否につながる情報もない。家出するような動機もない。同日21時頃最寄りのバス停と寮の間の民家の人が犬が激しく鳴くのを聞く。翌朝その家の人が畑の中に今津さんの両方の靴を発見。周囲に争った形跡はなく、わざと目立つように不自然に投げ捨てられた状態。

■:木本 佳紀(きもと よしのり)
失踪日:10月1日
失踪当時の年齢:22
失踪した場所:東北・青森県弘前市?
失踪当時の身分:大学生
失踪当時の状況:アパートの机の引き出しには免許証、預金通帳、キャッシュカード。旅行鞄、衣類はそのまま。1日付の新聞は部屋の中にあった。

昭和63(1988)年
■:和田 幸二(わだ こうじ)
失踪日:8月19日
失踪当時の年齢:31
失踪した場所:九州・宮崎県南那珂郡南郷町自宅近所
失踪当時の身分:漁師
失踪当時の状況:未明に友人を車で送り届けた後行方不明。車も見つかっていない。

平成元(1989)年
■:日高 満男(ひだか みつお)
失踪日:2月23日
失踪当時の年齢:30
失踪した場所:海上・九州・鹿児島県鹿児島郡十島村諏訪瀬島周辺海域
失踪当時の身分:漁船員(トローリング漁)
失踪当時の状況:漁船に1人で乗り込み、元浦港南西漁場で操業。午後2時頃他の漁船に目撃されているのが最後。日没後も帰港しないので諏訪瀬島の漁船、海保巡視船、航空機による捜索を行った。翌24日諏訪瀬島切石港沖合で無人のまま漂流している船を発見。船は燃料切れだったが、トローリングをしていた状態で糸も垂れたままだった。不明となった1〜2年後無言電話あり。毎日夜12〜1時、1カ月くらい続く。無言だが無線(モールスの音)と思われる音が聞こえた。

■:矢島 克己(やじま かつみ)
失踪日:8月26日
失踪当時の年齢:24
失踪した場所:北海道・網走市のユースホステルを出てから不明
失踪当時の身分:大学院生
失踪当時の状況:1989年8月21日自宅を出て列車で小樽へ出発、22日と23日は先輩と一緒、24日先輩が先に帰り1人、摩周湖釧路ユース宿泊、25日小清水原生花園ユース泊、26日にユースを出発したところまで確認できたが、その後不明。宿帳の文字も本人のものと確認。一週間の予定で出かけた。家出、自殺は考えられない。運転免許の書き換えもしていない。

平成2(1990)年
■:清水 桂子(しみず けいこ)
失踪日:12月13日
失踪当時の年齢:22
失踪した場所:中国・岡山県井原市
失踪当時の身分:団体職員
失踪当時の状況:・同日勤務終了後、勤務先を出てから消息不明。日中、勤務先に男性から電話がかかり、上司が取り次ぐ。誰なのかどういう内容なのかわからないが、話は短かった。本人の車は井原市の書店の駐車場にあった。車内は荒らされていなかった。仕事関係の届け先があり、そこに本人が午後6時には少し遅れると電話している。着の身着のまま、免許証、財布、ハンカチなどの入った小さなバッグだけを持っていた。キャッシュカードは井原の小田川の土手に四つ折りにして投げてあったのを近所の人が見つけた。平成3年3月31日には結婚が決まっていて、休日には楽しく準備していた。帰りが遅くなるときはいつも何の用事で遅くなると電話を入れてくるが、この日はなかった。

平成6(1994)年
■:仲桝 忠吉 (なかます ちゅうきち・第15武潮丸)
失踪日:2月3日
失踪当時の年齢:51
失踪した場所:海上・フィリピン東方海域
失踪当時の身分:漁船員(マグロ延縄漁船「第15武潮丸」船長
失踪当時の状況:海上保安庁、海上自衛隊の航空機、巡視船などの捜索でも漂流物一つ発見されず、沈没の可能性は薄い。

平成7(1995)年
■:加藤 義美(かとう よしみ)
失踪日:2月15日
失踪当時の年齢:50
失踪した場所:海上・九州鹿児島県熊毛郡上屋久町宮之浦港
失踪当時の身分:船員(港湾作業船乗組員)
失踪当時の状況:他の船員と4人で飲み、本人だけ午後11時頃先に船に帰る。仲間の1人がタクシーで船まで送り、本人は岸壁から船へかけてある木の橋を渡って船に入る。その仲間は引き返し再び飲み、午前0時15分船に帰る。翌朝午前8時頃部屋を見たが部屋にいなかった。食堂に本人が外出時来ていたジャンパー(財布あり)と履いていた靴だけが残っていた。

■:岩本 美代子(いわもと みよこ)
失踪日:11月5日
失踪当時の年齢:36
失踪した場所:九州・宮崎県宮崎郡石崎浜海岸
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:悩みがあるが前後の状況から自殺失踪は考えにくい。海岸に本人所有の車が鍵がついたまま発見される。その後一切連絡なし。

平成8(1996)年
■:安西 正博(あんざい まさひろ)
失踪日:4月14日
失踪当時の年齢:27
失踪した場所:東海・愛知県名古屋市
失踪当時の身分:会社員
失踪当時の状況:会社の寮から車で出かけそのまま行方が分からなくなった。最後に姿を見たのは寮の管理人さん。その辺に買い物に行くような感じで車で出かけた。前日午前中出勤し、帰りに買った単行本3冊が机の上に置いたまま。銀行預金は引き出されていない。車は見つかっていない。免許証の更新もない。行方不明になる1週間前、実家に電話、4月下旬に大学時代の友人の結婚式が九州であり、それに出席してから帰省するのでゴールデンウィーク後半に帰ると話していた。

■:田辺 真理子(たなべ まりこ)
失踪日:9月27日
失踪当時の年齢:27
失踪した場所:中国・広島県広島市中区
失踪当時の身分:販売員(ブティック)
失踪当時の状況:勤務先のあった広島市中区本通りのビルから自宅までの間の道でいなくなったと思われる。29日に両親が広島に行き部屋を見たが、帰った様子がなかった。現金50万円が置いてあった。10月1日に広島東警察署に行き届け、異性関係が原因とは思えず、事件性が強いと言われた。警察の話では午後10時30分頃店を出て帰宅したという。平成8年11月14日が運転免許証の更新日だったが、更新していない。住民の異動もなし。何の連絡もなし。

平成9(1997)年

■:宮内 和也(みやうち かずや)
失踪日:4月24日
失踪当時の年齢:32
失踪した場所:北陸・福井県三方郡三方町世久見の世久見漁港
失踪当時の身分:公務員
失踪当時の状況:4月24日午後4時15〜30分頃「艇庫へ行く」と出かける。午後6時10分頃世久見岸壁で海を見ている宮内さんを目撃した人がいる。6時45分までその目撃者は付近にいたが、その間カヌーが海に出たのを見てはいない。同日夜帰宅せず。以後行方不明。

■:渡辺 栄一(わたなべ えいいち)
失踪日:11月9日
失踪当時の年齢:41
失踪した場所:北海道瀬棚郡今金町トンネル作業所内
失踪当時の身分:建設技術者
失踪当時の状況:失踪前、1週間くらいで作業終了するからと電話で知らせ、その後失踪。翌日警察に捜索願出す。11月13日頃、行ったときは当地の警察や消防団が山狩りなど3日間捜索。何も出てこず、捜索打ち切り。12月7日本人の車が川沿いで発見される。八雲警察署にレッカー移動され、指紋採取をしたがきれいにふき取られ何も出なかった。全く音信不通。




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